ネイティブのオブジェクト指向 (OO) COBOL 構文を使用するアプリケーションを JVM COBOL に移行する場合、相応の労力が必要となることが予想されます。移行をご検討の場合は、Micro Focus カスタマー ケア までお問い合わせください。  
               
            
 
            	 
            ネイティブ OO COBOL と JVM COBOL では、次のように、大きな違いが何点かあります。
            
 
            	 
             
               		
               - JVM COBOL コードは型付きで、ネイティブ OO COBOL とは異なります。JVM COBOL では、コンパイラがオブジェクト参照に対して型のチェックを実行します。これがネイティブ OO COBOL とは異なる点です。ネイティブ OO COBOL では、すべてのオブジェクト参照が単純に「オブジェクト」という型で、オブジェクトのクラスのインスタンスへの参照を保持しています。
               
  
               		
               - JVM COBOL では、オブジェクト参照をレベル 01 で定義する必要があります。これは、コンパイル済みコードおよびランタイム システムが、型セーフなコードを実現するための規則に従うようになったためです。これは、ISO2002 COBOL 標準規格に準拠するものです。
               
  
               		
               - Micro Focus のオブジェクト指向クラス ライブラリは、JVM COBOL ではサポートされません。
               
  
               		
               - CLASS-OBJECT 構文は JVM COBOL では使用できません。
               
  
               		
               - 複数の継承は、ISO 2002 標準規格では許容されていますが、ネイティブ OO COBOL ではサポートされません。JVM COBOL ではクラスの単一の継承がサポートされますが、複数のインターフェイスの継承 (実装) が可能です。
               
  
               		
               - JVM COBOL では、インターフェイス ファイル (.if) およびボキャブラリ構文に相当するものがありません。