自己完結型の COBOL 単体テストの作成

この手順では、自己完結型のテストを作成します。これは、Micro Focus Unit Testing Framework での実行時にネイティブ COBOL またはメインフレーム プロジェクトのソース プログラムにコピーブックとして挿入されます。

この単体テストを格納する単体テスト プロジェクトがすでに作成されている必要があります。このタイプのテストを含むコピーブックには厳格な命名規則があるため、自己完結型テストはそれぞれ独自の単体テスト プロジェクトに作成します。ただし、同じソース プログラムをテストする複数のプロジェクトを作成できます。

  1. COBOL パースペクティブで、[COBOL Explorer] ペインから単体テスト プロジェクトを選択します。
  2. プロジェクトを右クリックし、[New] をポイントして [COBOL Unit Test] を選択します。

    [New COBOL Unit Test] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [Self Contained Unit Test] を選択し、[Next] をクリックします。
  4. [Containing project] フィールドに単体テスト プロジェクトの名前が表示されていることを確認します。
  5. [Program under test] フィールドの右にある [Browse] をクリックし、テスト対象のコードを含むプログラムを選択して [OK] をクリックします。
  6. [Finish] をクリックします。
    単体テスト プロジェクトで以下が行われます。
    • Micro Focus Unit Testing Framework で実行したときにテストの実行中にソース コードに挿入されるコピーブックが作成されます。ここにテスト コードを追加します。コピーブックの名前は重要です。テストの実行中にソースとテストの両方が単一の作業単位として実行されるように、ソース プログラムのプログラム名に MFUPD_ というプレフィックスを付けた名前にする必要があります。追加のテスト ケースを作成するには、コピーブックにエントリ ポイント (プレフィックスは MFUT_) を追加します。

      MFUPD コピーブック

      ヒント: テストの実行用にテスト ケースで必要になる追加の作業記憶域項目を含めるには、追加のコピーブック MFUWS_<prog-name>.cpy を作成します。<prog-name> は、MFUPD_ コピーブックに使用されているものと同じ名前にする必要があります。
    • テスト対象のプログラムへのリンクが追加されます。

      リンクされたリソース ファイル

    • リンク ファイルのリソースのプロパティで、MFUPP プリプロセッサが有効になります。

      MFUPP プリプロセッサ

    • テストの実行中にすべてのファイルが単一の作業単位として実行されるように、ほかにもいくつかのプロジェクト プロパティやコピーパスがテスト対象のプロジェクトからコピーされます。
上位ヘルプ： 単体テストのタイプ