COBOL アプリケーションのデバッグ構成を使用して、リモート UNIX マシンにディプロイしたプロジェクトをデバッグします。接続のタイプによっては、リモート アプリケーションのデバッグを開始する前に、UNIX マシン上で実行されているリモート
アプリケーションの出力をローカル マシン上で確認できるように X Window 実装を構成しなければならないことがあります。SSH 接続タイプを使用している場合は X Window 実装は必要ありません (必要に応じて使用することは可能です)。SSH
接続タイプでは、代わりにリモート プログラムの出力を IDE の [Console] ビューに送ることができます。
UNIX:
X Window 実装が必要な場合は、ローカル X11 サーバーがリモート マシンから接続を受信できることを確認します。これを行うには、
xhost + コマンドを使用するか、SSH ポート転送を有効にします。別の方法としては、使用しているオペレーティング システムに適した方法で、構成ファイルの値を設定して X11 の TCP/IP 接続を有効にします。次に例を示します。
- Red Hat:gdmsetup ユーティリティを実行し、[Security] タブで [Deny TCP connections to Xserver] の選択を解除する (これにより、/etc/gdm/custom.conf で DisallowTCP=false が設定される)
- SUSE:/etc/sysconfig/displaymanager で DISPLAYMANAGER_XSERVER_TCP_PORT_6000_OPEN="yes" を設定する
ファイアウォールの背後で実行されているリモート UNIX マシン
リモート マシンがファイアウォールの背後で実行されているが、SSH 経由でアクセス可能である場合は、プロキシ サーバーを使用して、リモート マシンへのトラフィックを処理する必要があります。Enterprise Developer は、SOCKS5 インターネット プロトコルをサポートしています。これにより、ネットワーク トラフィックを SSH 経由でリモート マシンにルーティングできます。SOCKS とプロキシ サーバーを使用するには、次の手順を実行します。
- [Window > Preferences > General > Network Connections] をクリックします。
- [Active Provider] リストで、[Manual] を選択します。
- [Proxy entries] テーブルで、[SOCKS] 行をクリックします。
- [Edit] をクリックします。
SOCKS スキーマの [Edit Proxy Entry] ダイアログ ボックスが開きます。
- [Host] フィールドに、プロキシ サーバーが実行されている host_name を入力します。
- [Port] フィールドに、選択したプロキシ クライアントで使用される port_number を入力します。
認証を要求するようにプロキシ サーバーが構成されている場合は、詳細を指定する必要があります。
- [Requires Authentication] をオンにします。
- [User] フィールドにユーザー名を入力します。
- [Password] フィールドにパスワードを入力します。
- [OK] をクリックします。
COBOL アプリケーションのデバッグ構成を使用する場合は、SSH ポート転送を使用して、X サーバー ディスプレイをローカル マシンにルーティングする必要もあります。つまり、ユーザー設定でディスプレイを指定する場合は、リモート マシンのポート
(ローカル マシンのポートではなく) を指定する必要があります。
- [Window > Preferences > Micro Focus > Debug] をクリックします。
- [Default X Server (DISPLAY)] フィールドにディスプレイの詳細 (例:localhost:10.0) を入力します。
localhost に続く値は、/etc/ssh/sshd_config - X11DisplayOffset に基づいており、追加のユーザーごとに 1 ずつ増加します。
- [Apply and Close] をクリックします。
SOCKS と PuTTY をプロキシ サーバーとして使用する方法の詳細については、「ファイアウォールの背後で実行中のリモート UNIX ホストに接続するには」を参照してください。