デフォルトでは、CCI の最初のエラー ログ ファイルは ccierr.log と呼ばれ、CCI を呼び出すアプリケーションの作業ディレクトリに配置されます。
 
		名前および場所を変更するには、構成ファイルのプロトコル固有セクション (たとえば、[ccitcp]) または全般セクション (つまり、[cci]) で errlog_path オプションを指定します。
 
		ログ ファイルの場所およびファイル名を設定する方法はほかにも複数あります。次の順序で有効な設定が検索され、有効な設定が見つかった場合、後続の設定は無視されます。
 
		  - CCIERRLOG 環境変数
 
 
		  - CCI.INI のプロトコル固有セクションでの errlog_path 設定
 
 
		  - CCI.INI の全般セクションでの errlog_path 設定
 
 
		  - CCI-Option ライブラリ ルーチン
 
 
		
 
		 
 
	  
 
	 パラメーター:
 
		 
		errlog_path 設定には、次のパラメーターがあります。
 
		   
			 - on/yes
 
 
			 - 記録される詳細のレベルを FULL (filter-type の説明を参照) に設定し、デフォルトの場所およびログ ファイルを使用します。
 
 
		   
		
 
		 
		   
			 - off/no
 
 
			 - トレースをオフにします。
 
 
		   
		
 
		 
		   
			 - file-string
 
 
			 - ログ ファイルの出力場所およびファイル名を設定します。場所を省略した場合は、アプリケーションの作業フォルダーが使用されます。ファイル名を省略した場合は、デフォルト名の ccierr.log が使用されます。
注: 指定された場所がまだ存在しない場合、ログ ファイルは作成されません。
 
 
			  
 
		   
		
 
		 
		   
			 - filter-type
 
 
			 - ログ ファイルに記録される詳細のレベルを設定します。次のいずれかを指定できます。
 
				  - FULL または BASEIO - すべてのオプション。on または yes と同じです。
 
 
				  - INIT - セッション確立の詳細のみを記録します。
 
 
				  - TERM - セッション終了の詳細のみを記録します。
 
 
				  - INIT_TERM - セッションの作成および終了の詳細を記録します。
 
 
				  - ALL_DATA - セッションのすべてのデータ通信を記録します。
 
 
				  - SENT_DATA - セッションのデータ送信を記録します。
 
 
				  - RECEIVED_DATA - セッションのデータ受信を記録します。
 
 
				
 
			  
 
		   
		
 
		 
 
	  
 
	 例:
 
		 
		次の例では、c:\ccilogs\ (Windows) または usr/ccilogs/ (UNIX) の場所にあるデフォルト ファイル ccierr.log にエラーが記録されます。
 
		Windows:
 
		errlog_path=yes,c:\ccilogs\
 
		UNIX:
 
		errlog_path=yes,usr/ccilogs/
 
		注: 場所のみを指定する場合は、パス名が 
\ (Windows) または / (UNIX) で終わるようにしてください。
 
 
		次の例では、すべてのリスニング エンドポイントおよびクライアント エンドポイントの起動の詳細に加え、すべてのエラー メッセージが、デフォルトの場所およびファイル名に記録されます。
errlog_path=INIT
 
		 
 
		次の例では、前の例と同じレベルの詳細が、指定の場所およびファイル名に記録されます。
 
		Windows:
 
		errlog_path=INIT,c:\ccilogs\initoutput.log
 
		UNIX:
 
		errlog_path=INIT,usr/ccilogs/initoutput.log