EXEC CICS LINK 文のコード化

COBOL プログラムは、外部 CICS インターフェイス (EXCI) を使用して CICS プログラムを呼び出します。このインターフェイスを使用するには、COBOL プログラムが CICS プログラムを起動するたびに EXEC CICS LINK 呼び出しをコード化する必要があります。

注意:

EXCI 呼び出しは、コンテナー管理のサービスでのみ実行できます。アプリケーション管理で実行された EXCI 呼び出しは、次のように異常終了します。EXIA

これは、分散プログラムリンクを実行するために CICS プログラムで使用される EXEC CICS LINK 呼び出しに似ています。ただし、いくつかの重要な相違点があります。

呼び出しのフォーマットは次のとおりです。

EXEC CICS LINK
    PROGRAM(program-name)
    RETCODE(data-area-1)
    COMMAREA(data-area-2)
    .
    .
    .
    END-EXEC

オプションは次のとおりです。

PROGRAM(`program-name`)	起動する CICS プログラムの名前
RETCODE(`data-area-1`)	成功または失敗を示す戻りコードを CICS プログラムが配置する領域
COMMAREA(`data-area-2`)	サービスプログラムおよび CICS プログラムが通信に使用する領域

呼び出しの直後に、EXEC-END 文を実行する必要があります。

次に例を示します。

exec cics link
               program     (ws-program)
               commarea    (ws-commarea)
               retcode     (exci-exec-return-code)
end-exec

コピーブック dfhxcplo.cpy を指定します。これは、RETCODE や COMMAREA のデータ説明を提供します。このコピーブックは %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylib (Windows) または $COBDIR/cpylib(UNIX) に格納されています。コピーブックの RETCODE フィールド exci-exec-return-code には、渡されるパラメーターのデータ説明があります。

01 exci-exec-return-code.
   03 exec-resp                pic 9(8) comp.
   03 exec-resp2               pic s9(8) comp.
   03 exec-abcode              pic x(4).
   03 exec-msg-len             pic 9(8) comp.
   03 exec-msg-ptr             pointer.