この手順は、既存のアプリケーション ロジックに呼び出す単体テストを作成する場合に使用します。この方法を使用するには、アプリケーション ロジックがリンク ライブラリ プロジェクトに含まれている必要があることに注意してください。
このプロセスの主な利点は、テスト ケースからソース コードへの必要なリンクがテスト プログラムの作成時に自動的に生成されるため、アプリケーション ロジックへの呼び出しをすぐに開始できることです。この手順を使用する際は、「プロジェクトの編成のベスト プラクティス」の説明に従ってソリューションおよびプロジェクトを編成することをお勧めします。
- テスト対象のアプリケーション ロジックを含むソリューションが開いていることを確認します。
- テスト対象のコードを含む .cbl ファイルをダブルクリックします。
エディターに COBOL コードが表示されます。
- エディター内の任意の場所を右クリックし、[Create Unit Test] を選択します。
[Create Unit Test] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [Test project] フィールドで、
をクリックして [<New Test Project>] を選択します。
ヒント: ソリューションに単体テスト プロジェクトがすでに存在する場合、ここで既存のプロジェクトを選択すると、そのプロジェクトに単体テストがさらに追加されます。
- [New test project name] フィールドに新しいプロジェクトの名前を入力します。入力した値は、[Project Location] フィールドにもデフォルト値として入力されます。
- [Project location] フィールドに、プロジェクト ファイルを格納する新しいディレクトリの名前を入力します。
- [New test program name] フィールドに、テストを格納するテスト プログラム ファイル (.cbl ファイル) の名前を入力します。
重要: テスト プログラムの名前がその所属先のソリューション内で一意であることを確認してください。
- [Test Type] フィールドで、
をクリックし、テスト プログラム ファイルに作成するテスト ケースのタイプを選択します。
タイプ |
説明 |
[Unit Test] |
従来の単体テスト |
[Data Driven (Delimited File)] |
ファイルからデータを順次読み取り、そのテスト全体を通じて渡すように設計された、データ駆動型のテスト タイプ |
- [Next] をクリックします。
- 従来の単体テストを作成する場合は、次のようにテスト ケースを構成します。
- [Entry Point Name] 列の最初のエントリをクリックし、テストするコードを含むエントリ ポイントを選択します。
- [Test Case Name] 列に、テスト ケースの名前を入力します。
デフォルトでは、エントリ ポイント名に「Test」というプレフィックスが付いた名前になります。
- 別のテスト ケースを追加するには、[Add New] をクリックしてから、前の手順を繰り返します。
- データ駆動型のテスト ケースを作成する場合は、次のようにソース ファイルを指定します。
エントリ ポイント名は、デフォルトでは、テスト対象のソース コードのプログラム名になります。
- [Test Data File] フィールドで、[Browse] をクリックし、テストに使用する .CSV ファイルを選択します。
注: 同じソリューション内の他の単体テスト プロジェクトに対するテスト プログラムでデータ駆動型テストにすでに使用されているデータ ファイルは、選択しないことをお勧めします。理想的には、テスト プログラムごとに 1 つのデータ ファイルを使用するべきです。これは、必要に応じて、既存のデータ
ファイルに別の名前を付けてコピーしたファイルにすることもできます。
データ ファイルがまだ存在しない場合は、プロジェクトにコピーされます。
- [Test Data Delimiter] フィールドで、ファイル内で使用されている区切り文字を選択します。
必要な区切り文字がリストにない場合は、テスト ケース内でメタデータ (MFU-MD-DD-DSV) を使用して正しい区切り文字を指定できます。
- [Finish] をクリックします。
注: 従来の単体テストの場合は、テスト プログラムの作成後にテスト ケースをさらに追加できます。
指定したテスト プログラムを含む単体テスト プロジェクトが作成されます。このテスト プログラムには、テスト ケース、および構成した各テスト ケースのテスト セットアップ要素が含まれています。
次の例は、従来の単体テスト用に作成されたコードを示しています。これは、AirportDemo プロジェクトで上記の手順を実行した場合の結果を抜粋したものです。
- Micro Focus Unit Testing Framework に必要な 2 つのコピーブックをプロジェクトにコピーしています。

- テスト セットアップおよびテスト ケースが作成されています。

- アプリケーション ロジックに呼び出すための手続きポインターがテスト セットアップに追加されています。

- ソース プログラムの連絡節が作業場所節に複製されて初期化され、テスト ケースに CALL 文のコードが記述されています。

- 出力パスは、アプリケーション ロジックのプロジェクトの出力パスと同じディレクトリに設定されます。