UNIX および Linux へのインストール (既知の問題点)

Linux へのインストール

Linux では、Enterprise Developer for Eclipse 用の RPM インストーラーによって Java の 64 ビット版がインストールされます。インストールの開始時に、Linux マシンに 32 ビット版の Java がすでにインストールされている場合は、Enterprise Developer をインストールできない可能性があります。これは Linux 用の Oracle Java インストーラーの既知の問題です。32 ビット版および 64 ビット版の両方の Java を同じマシンにインストールすることはできません。この問題を回避するには、次の操作を行います。

  • .tar 圧縮形式の 64 ビット版 Java ディストリビューションを Oracle Web サイトからダウンロードします。
  • 32 ビット版 Java で使用している場所とは別の場所にディストリビューションを展開します。たとえば、/usr/local/java ではなく、/usr/local/java64 に展開します。
  • JAVA_HOME および LD_LIBRARY_PATH を 64 ビット版 Java に設定し、Enterprise Developer のインストールと実行に使用するようにします。

Ubuntu 10.10 以降へのインストール

Ubuntu 10.10 以降のすべてのバージョンには、アプリケーションが ptrace を使用して別のプロセスにアタッチできないようにする設定が含まれています。これにより、PL/I デバッガーがユーザー プロセスにアタッチできなくなり、デバッグが失敗します。この問題を回避するには、Enterprise Developer をインストールする前に、次のように問題のある設定を無効にします。

  1. 任意のテキスト エディターを使用して、/proc/sys/kernel/yama/ptrace_scope ファイルを開きます。
  2. pctrace=0を設定します。

詳細については、「Ubuntu で実行されるアプリケーションのデバッグ (ptrace の制限)」を参照してください。

root 以外のユーザーによる RPM のインストール

root 以外のユーザーによる RPM パッケージを使用した製品のインストールはサポートされなくなりました。root 以外のユーザーでインストールを実行するには、セットアップ ファイルを使用する必要があります。

AFS/Kerberos 認証を使用したインストール

AFS または Kerberos 認証を使用して Linux システムにログオンする場合は、製品の SOA および Enterprise Developer コンポーネントが使用できるローカル ユーザー ID を保有している必要があります。このユーザー ID は、インストーラーを実行する前に設定する必要があります。インストーラーを実行する際には、コマンド ラインで-ESadminID=[User ID] を指定してインストーラーで使用する必要があります。

ライセンス サーバー

ライセンス サーバーが正しく起動するようにコンピューター ホスト名を構成する必要があります。

パフォーマンス上の問題を回避するには、"localhost" とコンピューター ホスト名の両方を IP アドレス 127.0.0.1 にマップしないようにする必要があります。IP アドレス 127.0.0.1 には "localhost" だけをマップしてください。

次の例で、これらのエントリを /etc/hosts ファイルで正しく指定する方法を示します。

127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
IP machinelonghostname machineshorthostname

ここで、IP は xx.xx.xx.xx 形式で表したコンピューターの一意の IP アドレスです。