スタンドアロン COBOL ファイルの使用 (既知の問題点)

IDE 内のほとんどの編集機能、コンパイル機能、およびデバッグ機能では、当該ファイルがプロジェクトの一部となっている必要があります。スタンドアロン ファイルの使用時には、一部の機能は使用できないか、十分にサポートされません。
注：

Rocket® Enterprise スイート製品には、ご使用の IBM® CICS® アプリケーションとの互換性を実現する独自のランタイム エンジンが用意されています。IBM および CICS は International Business Machines Corp. の登録商標です。Rocket Enterprise スイート製品には IBM CICS エンジンは含まれておらず、IBM とは提携関係にありません。

スタンドアロン ファイルの編集、コンパイル、およびデバッグのサポートは、ネイティブ COBOL プログラムでのみ利用可能です。

次の機能および技術はサポートされません。

  • ファイル保存時の自動コンパイル。

    ファイルを手動で再コンパイルする必要があります。

  • .exe ファイルまたは .dll ファイルへのプログラムのリンク。
  • ビルド前のイベントまたはビルド後のイベント。
  • JVM COBOL のコンパイル
  • アセンブラー、PL/I プログラム、またはその他の Mainframe Subsystem Support プログラム (CICS、JCL、または IMS) のコンパイル。

さらに、次の制約があります。

  • スタンドアロン ファイルのコンパイルでは、.int ファイルまたは .gnt ファイルのみが生成されます。
  • ブレークポイント、プログラム ブレークポイント、および監視ポイントは、ファイルを閉じた後は保持されません。
  • スタンドアロン ファイルに参照されているコピーブックを開くには、そのスタンドアロン ファイルが含まれているディレクトリ、または COPYPATH で指定されているディレクトリにそれらが格納されている必要があります。
  • ファイルに設定したコンパイラ指令は、自動的には保持されません。

    ファイルをコンパイルすると、コンパイラ指令は .idy ファイルに含まれます。ただし、その .idy ファイルを Eclipse で検出できるようにしてください。ソース ファイルと同じフォルダーにない場合は、[Window > Preferences > Rocket Software > COBOL > Standalone Files > Program Symbols] の順にクリックしてファイルの格納場所を追加します。