CICS (既知の問題点)

注：

Rocket® Enterprise スイート製品には、ご使用の IBM® CICS® アプリケーションとの互換性を実現する独自のランタイム エンジンが用意されています。IBM および CICS は International Business Machines Corp. の登録商標です。Rocket Enterprise スイート製品には IBM CICS エンジンは含まれておらず、IBM とは提携関係にありません。

• EXEC CICS DELAY 文で 1 秒の差が生じることがあります。
• EXEC CICS VERIFY PASSWORD には、メインフレームには存在しない障害シナリオがあります。現在のところ、返された EIBRESP および EIBRESP2 から、この障害であるかコマンド自体のパスワードの誤りであるかを区別することはできません。

  Enterprise Server では、次のオプションは、該当する情報を取得するために ESF に対する Admin LIST 要求が必要であることを意味します。

  • CHANGETIME
  • DAYSLEFT
  • EXPIRYTIME
  • INVALIDCOUNT
  • LASTUSETIME

  いずれのユーザーも CICS にサインオンしていない場合、この Admin 要求はデフォルトの CICSUSER で実行されて拒否されます。

  VERIFY PASSWORD コマンドからは NOTAUTH 2「The supplied password is wrong」が返されます。

  これは、コマンド自体の PASSWORD の値が誤っていることを意味するものであるため正確ではありません。その場合、CICS からメインフレームごとに NOTAUTH 2 が返されます。

  Admin 要求に対する ESF から CICS への集約された戻りコードはどちらの場合も同じであるため、それらの 2 つの障害シナリオを CICS で区別することはできません。したがって、この場合については、新しい EIBRESP または EIBRESP2 を返すことはできません。

  CICSUSER に Admin LIST 要求の実行を許可するには、リージョンのセキュリティ マネージャー構成 (セキュリティ マネージャーではなく) で匿名リスト オプションを有効にする必要があります。

  [Admin]
  allow-list=yes

CICS ファイル制御には、次の制限事項があります。

• データ テーブルは、CICS で管理されているかユーザーが管理しているかに関係なくいずれもサポートされません。アプリケーションのプログラミングの観点では、この制限事項による影響はほとんどまたはまったくありません。システムのプログラミングの観点では、ユーザー管理のテーブルを定義してディスク入出力アクティビティをなくすことができなくなります。