ACUCOBOL-GT プログラムは、COBOL システムのドキュメントで説明した通常の Micro Focus 方式によって構築、コンパイル、デバッグされます。しかし、ACUCOBOL-GT の言語拡張、データ・ファイル、およびその他の動作との互換性を可能にするには、ある特定のコンパイラ指令を設定する必要があります。コンパイラ指令という語句は、コンパイラ・オプションという語句と同義です。
標準の Visual COBOL ツールとコマンド行を使用して、ACUCOBOL-GT アプリケーションをこの COBOL システムによってサポートされる、同じ実行可能なフォーマットにコンパイルできます。ACUCOPT 指令を使用すると、Micro Focus コンパイラを使用する従来の ACUCOBOL-GT スタイルのコンパイラ・オプションを指定することもできます。
他の Micro Focus のプログラムと同じ方法で、プログラムを実行、認可、配布する必要があります。現在、 wrun32 として知られる ACUCOBOL-GT ランタイムのクローンはありません。
この COBOL システムは、ACUCOBOL-GT のコンフィギュレーション・ファイルおよび変数をサポートしていません。Visual COBOL は、異なるコンフィギュレーション・ファイルおよび変数を使用します。このマニュアルでの情報を使用して、既存の ACUCOBOL-GT コンフィギュレーションを再検討し、Visual COBOL と使用するにはどの設定が適切か(もはや必要でないものもある)、どの設定に Visual COBOL の相当物があるのかを決定する必要があります。
この節の残りのトピックでは、ACUCOBOL-GT の互換性機能、およびこれらを Visual COBOL 内で有効にする方法について説明します。