本指令は、コンパイラにより作成される中間コードの、他環境の Micro Focus COBOLシステムへの移植性レベルを制御する。
>>-.---.-.-------INTLEVEL--"integer"-.----->< +-/-+ +-----NOINTLEVEL------------+
integer | 移植性レベル。2、4、5または
6のいずれでも可
|
省略値: | INTLEVEL"2" |
段階: | 構文チェック |
$SET: | 不可 |
コンパイラ指令P64により、INTLEVEL"5"に 設定される。
中間コード移植性についての詳細説明は、関連の COBOLシステムで提供されている。
NOINTLEVELを指定すると、本環境で実行に適した中間コードが作成できる。
INTLEVEL"整数"を指定すると、他の環境の一部のバージョンのMicro Focus製品ので実行できる中間コードを作成できる。環境間の移植を可能にするには、コンパイル時に指定する整数値が、中間コードを実行しようとする各環境のMicro Focus COBOLシステムによりサポートされていなければならない。
INTLEVEL"整数"は、プログラムで使用できる構文を制限することがある。
ISO2002標準で定義されている構文を使用しているプログラムをコンパイルする場合は、INTLEVEL"4"を使用すること。 INTLEVEL"4"は、DIALECT"ISO2002"を設定した場合には、デフォルトで設定される。
COBOL for OS/390 の方言を使用していて、メインフレームのARITH(EXTEND) 動作をエミュレートしたい場合(例えば、18バイトよりも長いPIC 9 データ項目の使用を有効にする場合)は、INTLEVEL(4)を設定する。
Workbench V3.4用にCOBOLへ移植する .intファイルを作成する場合は、省略値をあてにせず、INTLEVEL"2"を明示的に設定すること。
INTLEVEL"2" および INTLEVEL"4" のみの設定が推奨される。