ES/MSS のターゲット・サーバ・パラメータ

ここで説明する文は、ES/MSS サーバを定義し、ES/MSS サーバへの TCP/IP ソケット接続を確立するために必要な情報を MFA サーバに提供します。また、この定義により、z/OS CICS システムに対して ES/MSS サーバを表す VTAM ACB が作成されます。

パラメータ 説明
<ES/MTOID=xxxx> ES/MSS ターゲット・サーバ定義の開始を示し、このサーバ定義に ID を割り当てます。MTOID は 1 ~ 4 文字で指定でき、定義する ES/MSS サーバの SYSID と一致する必要があります。MFA サーバと ES/MSS が交換する初期接続メッセージでこの MTOID を使用します。
ACBNAME この ES/MSS サーバに関連付けられている VTAM ACB の名前。MFA サーバは、スタートアップ時にこの ACBNAME を開き、初期化します。CICS CONNECTION と SESSIONS の各定義文を使用して、この VTAM ACB 名を使用してこの ES/MSS サーバと通信するように、z/OS CICS システムを構成する必要があります。
IPADDRESS ES/MSS サーバのインターネット・ホスト名または IP アドレス。正しい IP アドレスとして解決できるホスト名を指定するか、または実際の IP アドレスを標準のドット付き 10 進法形式で指定します。MFA サーバは、この定義の IPADDRESS と PORT の組み合わせから、ES/MSS へのソケット接続を開始するため、および ES/MSS からのソケット接続要求の真偽を確認するために必要な情報を取得します。
PORT ES/MSS が ISC 接続をリッスンするポート番号。
SESSIONS MFA サーバが単一ソケット接続上で ES/MSS サーバに対して開始できる同時会話の数を指定します。ES/MSS に定義されている同時セッション数と一致しない場合は、ソケット接続の確立時のネゴシエーションによって共通のセッション数が決定されます。使用するアプリケーションに必要な同時アクティブ会話数に対応可能な値を指定します。
SOCKETS MFA サーバと ES/MSS サーバの間の同時ソケット接続数の最大値を指定します。ES/MSS が現在サポートしているのは、MFA サーバと ES/MSS サーバの間の単一ソケット接続のみなので、1 を指定します。
<END> このターゲット・サーバ定義の終了を示します。