Librarian では、すべてのソースが高度に圧縮された形式で、独自に開発された Librarian マスタ・ファイルに格納されます。個々のソース・モジュールを名前を指定して格納したり、取得したりできます。複数のマスタ・ファイルを定義して、ユーザ・グループ間で共有できます。
Librarian を使用すると、ライセンスを持つユーザは、プログラムから File Access Interface Routines (FAIR) API 経由でソース・モジュールにアクセスできます。これは、Mainframe Access スレッドが Librarian マスタ・ファイルに存在するソース・メンバを参照する際に複数による同時アクセスを許可する読み取り専用インターフェースです。サーバ初期化中に、Mainframe Access はこのインターフェースをメモリにロードしようと試みます。この API インターフェースが標準の検索順序 (お客様のサイトの STEPLIB、JOBLIB、または SYS1.LINKLIB) で使用可能な場合、Librarian サービスが提供されます。Librarian が使用可能かどうかは、スタートアップ初期化メッセージで示されます。お客様は、必要な Librarian コンポーネントのリリースとバージョンを選択できる適切な STEPLIB 連結を提供する必要があります。
//STEPLIB DD DSN=your.MFA30.LOADLIB,DISP=SHR // DD DSN=your.MFA30.SASC.LINKLIB,DISP=SHR // DD DSN=CAI.LIBR43.CAILIB,DISP=SHR
Librarian でソースを追加または更新する場合、Mainframe Access は標準の Librarian バッチ・ユーティリティ AFOLIBR を起動します。このユーティリティへのアクセスは直列化されます。これは、同じアドレス空間からこのサービスへの複数による同時アクセスを、Librarian がサポートしないためです。場合によっては、お客様がバッチ更新ユーティリティ AFOLIBR の名前を変更している可能性があります。この場合、そのサイトで使用している新しい名前を Mainframe Access にパラメータ・オーバーライドとして定義する必要があります。
MFA_LIBRARIAN_HISTORY=YES - MFA default MFA_LIBRARIAN_UPD_MODULE=LIBRUPD - site override