Mainframe Access の SVC ダンプの取得

問題解決の処理中に、弊社の製品サポートが Mainframe Access アドレス空間のダンプを取得してサブミットするように依頼する場合があります。このセクションでは、IBM の DUMP コマンドを使用してダンプ・データ・セットを作成する方法について説明します。次の手順を使用すると、Mainframe Access アドレス空間を停止またはキャンセルすることなく、ダンプを取得できます。

ダンプの作成手順は次のとおりです。

  1. DUMP コマンドを発行します。
  2. DUMP コマンドのオプション入力要求に応答します。
  3. 弊社の製品サポートに送信するためにダンプ・データ・セットをパッケージ化します。
  4. ファイル転送プロトコル (FTP) ユーティリティを使用して、パッケージ化されたダンプを Micro Focus に送信します。転送にはバイナリ・モードを使用してください。

次の例では、DUMP コマンドおよびオペランド入力要求に対する応答は太字で表示されています。DUMP コマンドの COMM パラメータを使用して、ダンプに意味のあるタイトルを指定します。応答例で指定されているオペランド SDATA=(RGN,LSQA,PSA,SUM,SWA,TRT,CSA,LPA) は、通常はどの Mainframe Access ダンプでも指定する必要があります。指定する際は、ここに示されているとおりに指定する必要があります。問題によっては、テクニカル・サポートが、オプションの追加、または別のオプションの指定を依頼する場合があります。オプションを入力した後、ダンプを完了するまでに数秒から数分の時間がかかります。IEA611I COMPLETE DUMP メッセージは、コマンドが正常に完了したことを示し、保存して送信用にパッケージ化する必要があるダンプ・データ・セットについて通知します。次の例では、データ・セット SYS1.CSIA.DMP00032 が作成されて、ダンプ・データが格納されます。

                                          
  DUMP COMM=(MFA DUMP JULY 28 2003)
  *63 IEE094D SPECIFY OPERAND(S) FOR DUMP COMMAND
  R 63,JOBNAME=MFA,SDATA=(RGN,LSQA,PSA,SUM,SWA,TRT,CSA,LPA)
   IEE600I REPLY TO 63 IS;JOBNAME=MFA,SDATA=(RGN,LSQA,PSA,SUM,SWA,TRT
   IEA794I SVC DUMP HAS CAPTURED: 138
   DUMPID=032 REQUESTED BY JOB (*MASTER*)
   DUMP TITLE=MFA DUMP JULY 28 2003
   IEF196I IGD100I 0309 ALLOCATED TO DDNAME SYS00036 DATACLAS (        )
   IEF196I IEF285I   SYS1.CSIA.DMP00032                           CATALOGED
   IEF196I IEF285I   VOL SER NOS= DUMP01.
   IEA611I COMPLETE DUMP ON SYS1.CSIA.DMP00032 142
   DUMPID=032 REQUESTED BY JOB (*MASTER*)
   FOR ASID (00A5)
   INCIDENT TOKEN: ROCKPLEX CSIA     07/28/2003 21:56:11