VTAM トレースの有効化

トレースするアクションを実行する準備が完了したら、Mainframe Access ACB の VTAM バッファ・トレースを有効化します。それには、VTAM に対して z/OS Modify コマンドを使用します。次に示す例では、VTAM JCL プロシージャ名は VTAM です。この名前は、使用している z/OS システムによって異なる可能性があります。使用している Mainframe Access VTAM ACB の名前を指定するように ID= パラメータを変更する必要がある可能性はありますが、それ以外は変更する必要はありません。

                                                      
  F VTAM,TRACE,TYPE=BUF,ID=MFM62ACB,AMOUNT=FULL       
  IST097I MODIFY ACCEPTED
  IST1515I BUFFER TRACE ACTIVE
  IST1144I TRACE INITIATED FOR DDINET1.MFM62ACB 316
  IST1045I NODE TYPE = APPL
  IST314I END         
  

これで GTF が起動されて実行中になり、VTAM は MFM62ACB に関連するあらゆるアクティビティに対して TYPE=BUF トレース・レコードを作成します。他のユーザがすでに別の VTAM リソースに対する TYPE=BUF トレースを開始して、その後トレースを停止していなかった場合、そのレコードがトレース・データ・セットに混在して、自分のトレース対象の分析が複雑になる可能性があります。