通信プロセスについて

通信プロセスは、クライアントとエンタープライズ・サーバ・インスタンス間の通信を処理します。このプロセスは、複数のサービス・リスナで構成されます。エンタープライズ・サーバ・インスタンスを作成する場合、そのインスタンスには 1 つの通信プロセスが含まれます。何らかの理由で通信障害がある場合、エンタープライズ・サーバ・インスタンスは、通信プロセスが再開するまで何も処理できません。そのため、通信障害に耐えられるようにエンタープライズ・サーバ・インスタンスの機能を向上させるには、エンタープライズ・サーバ・インスタンスにつき 1 つ以上の追加通信プロセスを作成できます。追加の通信プロセスを作成するには、既存のプロセスをコピーします。新しい通信プロセスは、元のプロセスの正確なクローンになります。ただし、固定ポート番号はクローンされません。新規作成されたエンタープライズ・サーバの最初の通信プロセス Communications Process 1 には、Web サービスと J2EE リスナおよび Web (ディプロイ) リスナが含まれます。エンタープライズ・サーバを新規作成する場合、サーバに計画した特定の作業負荷に応じて、この通信プロセスの定義をコピーする前に変更できます。

フォールト・トレランスの場合、2 つ以上の通信プロセスが必要です。オペレーティング・システムのスレッド限度を克服するには、2 つを超えるプロセスが必要です。最大は 32 です。