JBoss Application Server へのディプロイ
ここでは、Interface Mapping Toolkit を使用して開発したアプリケーションを JBoss Application Server にディプロイする方法を説明します。
JBoss Application Server のインストール
http://www.jboss.com から JBoss Application Server をダウンロードし、インストールできます。
アプリケーションサーバを開くには、次の URL を入力します。
- Web ブラウザで、URL http://localhost:8080 を入力します。8080 は、デフォルトポートです。
JBoss Application Server の管理
JBoss Application Server には、アプリケーションサーバを管理するための Web インターフェイスがあります。JBoss コンソールという名前の管理インターフェイスです。コンソールを開始するには、次の URL を入力します。
- Web ブラウザで、http://localhost:8080/jmx-console/ を入力します。8080 は、デフォルトポートです。
JBoss Application Server の設定
JBoss Application Server では、ディプロイメントディスクリプタが提供されています。Interface Mapping Toolkit を使用して EJB を生成すると、ディプロイメントディスクリプタは、アプリケーションアーカイブ (.ear) ファイルにパッケージ化されます。EJB を生成する前に、ディプロイメントディスクリプタを変更する必要があります。
JBoss 3.2.7 の場合には、次の変更が必要です。
- JBOSS_HOME¥server¥default¥deploy¥Modify transaction-service.xml で、次の属性を false から true に変更します。
JBoss 4.x の場合には、次の変更が必要です。
- JBOSS_HOME¥server¥default¥conf¥ear-deployer.xml で、次の属性を true から false に変更します。
- JBOSS_HOME¥server.home¥default¥deploy¥jbossjca-service.xml で、
次の属性を false から true に変更します。
- JBOSS_HOME¥jbossweb-tomcat55.sar¥meta-inf¥jboss-service.xml で、次の属性を false から true に変更します。
- Java2ClassLoadingCompliance
- LenientEjbLink
- UseJBossWebLoader
ディレクトリは、次のとおりです。
- JBOSS_HOME は、JBoss インストール環境の最上位ディレクトリです。
- default は、JBoss 構成の位置です。
JBoss Application Server の開始と停止
JBoss Application Server を、JBoss コンソールまたはコマンド行から、次のようにして開始および停止できます。
- 開始するには、実行します。
- 停止するには、jboss_home¥bin¥shutdown.bat -S を実行します。
jboss_home は、JBoss のインストールディレクトリです。
リソースアダプタのディプロイ
mfcobol*.rar という名前のリソースアダプタが提供されています。これは、JBoss Application Server でこのリソースアダプタを使用するための JBoss 専用のディプロイメントディスクリプタとともに提供されています。ディスクリプタには、次のように、リソースアダプタに対応した名前が付けられています。
- mfcobol-notx-ds.xml は、リソースアダプタ mfcobol-notx.rar のディスクリプタです。
- mfcobol-localtx-ds.xml は、mfcobol-localtx.rar 用です。
- mfcobol-xa-ds.xml は、mfcobol-xa.rar 用です。
リソースアダプタの位置と詳細は、Enterprise Server の『
構成と管理』マニュアルの『
インターフェイスのディプロイ』の章にある『
リソースアダプタ』の項を参照してください。
リソースアダプタをディプロイするには、次の手順を実行します。
- JBoss ディプロイディレクトリに、適切な .rar ファイルをコピーします。デフォルトのディプロイディレクトリは、jboss_home¥server¥default¥deploy です (jboss_home は JBoss インストールディレクトリ)。
- リソースアダプタに対応するディプロイメントディスクリプタ *ds.xml を、同じディレクトリにコピーします。たとえば、mfcobol-notx.rar をディプロイする場合は、mfcobol-notx-ds.xml をコピーします。
アプリケーションの .ear ファイルのディプロイ
アプリケーションの .ear ファイルを生成する場合は、
JBoss Application Server では、.ear ファイルにアプリケーションのディプロイ情報を指定するディプロイメントディスクリプタがあることが必要です。Interface Mapping Toolkit を使用してクライアントと EJB を生成する場合は、これらのディプロイメントディスクリプタは自動的に作成されて .ear にパッケージ化されます。
詳細は、『Java と COBOL』マニュアルの 『Java インターフェイスのマッピングとリソースアダプタの使用』の章にある『ディプロイメントディスクプリタ』の節を参照してください。
アプリケーションの .ear ファイルをディプロイするには、次の手順を実行します。
- アプリケーションの .ear ファイルを、ディレクトリ my-project¥repos¥my-service.deploy¥my-service.ear から JBoss ディプロイディレクトリにコピーします。デフォルトのディプロイディレクトリは jboss_home¥server¥default¥deploy です (jboss_home は JBoss インストールディレクトリ)。
ログ処理
デフォルトでは、JBoss は jboss_home¥server¥default¥log¥server.log にログファイルとトレースを保存します。
JDBC データソースの XA トランザクション用の設定
ディプロイするアプリケーションがサードパーティのデータベースへ接続する場合は、JDBC データソースを設定して、データソースの JNDI 名などの情報を入力します。Oracle データベースの場合は、Oracle 提供のディプロイメントディスクリプタ oracle-xa-ds.xml を編集します。JDBC データソースの構成の詳細は、JBoss 管理マニュアルを参照してください。
詳細情報
詳細情報は、JBoss Application Server インストール環境の『リリースノート』および JBoss Web サイトを参照してください。
関連項目