トランザクションのエクスポートおよびインポート機能を使用すると、メインフレームまたはエンタープライズ・サーバからダウンロードされた IMS のステージ 1 ファイルから IMS トランザクションを抽出して、そのトランザクションを IMS プロジェクトに自動で追加できます。これは 2 段階のプロセスで行います。
トランザクション・ファイルの作成
トランザクション・ファイルには、後から
エンタープライズ・サーバにインポートするために必要なトランザクションとプリンタの定義が含まれています。これはフラットなテキスト・ファイルであるため、このファイルを編集して、
エンタープライズ・サーバでのアプリケーションの実行に不要な定義を削除できます。トランザクション・ファイルを作成するには 2 つの方法があります。メインフレームからのステージ 1 ファイルからエクスポートするか、または
エンタープライズ・サーバからトランザクションをエクスポートするかのいずれかです。
- オプション 1:ステージ 1 ファイルからのエクスポート
- ステージ 1 ファイルが読み取られ、すべてのトランザクション定義がトランザクション・ファイルに抽出されます。
ステージ 1 ファイルからトランザクション・ファイルを作成するには
- ステージ 1 ファイルをメインフレームからダウンロードします。
- Enterprise Developer command prompt コマンド・プロンプトを開きます。
- ダウンロードしたステージ 1 ファイルが含まれているディレクトリへ変更します。
- 次のように入力します。
mfims stage1ext stage1file transactionfile
ここで、
stage1file
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メインフレームからダウンロードされたステージ 1 ファイル。
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transactionfile
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作成するトランザクション・ファイルの名前。
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トランザクション・ファイルは現在のディレクトリに作成されます。
- オプション 2:エンタープライズ・サーバからのエクスポート
- エンタープライズ・サーバからトランザクション・ファイルを作成するには
- Enterprise Developer command prompt コマンド・プロンプトを開きます。
- 次のように入力します。
mfims tranexp [transactionfile]
ここで、
transactionfile
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作成するトランザクション・ファイルの名前。オプションです。指定しない場合、トランザクション・ファイルの名前はデフォルトで TRANEXP.TXT になります。
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トランザクション・ファイルは現在のディレクトリに作成されます。
トランザクションのインポート
トランザクション・ファイルが読み取られ、トランザクション定義が現在のディレクトリの IMSGEN2.DAT ファイルに追加されます。IMSGEN2.DAT ファイルがない場合はこのファイルを作成します。
トランザクション・ファイルからトランザクション定義をインポートするには
- Enterprise Developer command prompt コマンド・プロンプトを開きます。
- トランザクション・ファイルが含まれているディレクトリへ変更します。
注:既存の
IMSGEN2.DAT にインポートする場合は、トランザクション・ファイルと
IMSGEN2.DAT ファイルが現在のディレクトリにあるか、または
IMSGEN2.DAT ファイルの場所を指示するように ES_IMSLIB 環境変数が設定されていることを確認してください。
- 次のように入力します。
mfims stage1imp transactionfile [ADDREPL] [DELEXIST]
ここで、
transactionfile
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ステージ 1 ファイルまたはエンタープライズ・サーバから作成されたトランザクション・ファイル。
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ADDREPL
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IMSGEN2.DAT が既にある場合、新規トランザクションを追加して既存のトランザクションを差し替えるように指定します。ADDREPL を指定しない場合、新しいトランザクションは追加されますが、既存のトランザクションは変更されません。
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DELEXIST
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IMSGEN2.DAT が既にある場合、抽出したトランザクションをインポートする前に、IMSGEN2.DAT ファイルに含まれている既存のトランザクション定義をすべて削除するように指定します。
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