エンタープライズ・サーバーでは、現在、データベースのシステム・コマンドのサブセットの発行をサポートしています。これらのコマンドを使用すると、IMS データベースのステータスの制御やデータベースへの問い合わせを実行できます。
/DIS[PLAY] DB ALL | database1 [database2] ...
-
これは、指定した各データベースの現在のステータスを返します。
- 1~16 のデータベース、または ALL パラメータを指定できます。
- ES-IMS が認識するデータベースのステータスのみを返します。アプリケーション・プログラムやシステム・コマンドがデータベースにアクセスすると、ES-IMS がデータベースにアクセスするため、「認識される」データベースのリストのサイズは動的に大きくなります。
- 次に、データベースのステータスについて説明します。
- UNKNOWN - データベース名が有効ではありません。このデータベースに ACB は定義されていません。
- NOTOPEN - データベースは定義されていますが、アクセスされていません。
- OPEN - データベースは、現在アプリケーション・プログラムからアクセスされています。
- CLOSED - データベースは開かれましたが、現在は開いていません。
- STOPPED - データベースは停止しているため、MPP、BMP または CICS-DLI プログラムで使用できません。
/STO[P] DB database1 [database2] ...
- STOP コマンドは、1 台のデータベースまたはデータベースのリストを停止します。
- データベースが停止している場合、MPP、BMP または CICS-DLI プログラムからアクセスできません。データベースにアクセスできるのは、IMSDBU またはバッチ DLI プログラムからのみです。
- このコマンドは同期して実行され、データベースが閉じて停止するまで中断します。
/STA[RT] DB database1 [database2] ...
- START コマンドは、1 台のデータベースまたはデータベースのリストを起動します。
- START コマンドを使用すると、オンラインのプログラム、BMP および CICS-DLI プログラムでデータベースを使用できるようになります。
TN3270 |
- データベースのコマンドは、/IMS に接続される TN3270 セッションから入力できます。
- コマンドから出力される応答は、端末セッションに返されます。
|
ESMAC |
- データベースのコマンドは、ESMAC IMS のコントロール・パネルから入力できます。
- 出力された応答は ESMAC パネルに返されます。
|
JCL |
|
- データベースのすべてのステータスは、サーバーの最初の起動時は NOTOPEN に設定されています。
- 今後、データベースの初期ステータスはデータベース名別に設定可能になる予定です。
- データベースのステータスのウォーム再起動は、現在サポートされていません。
- 今後、データベースのステータスがディスクに格納され、ウォーム再起動時に使用される予定です。
Copyright © 2013 Micro Focus (IP) Ltd. All rights reserved.