静的および動的リンクの組み合わせ

一部のモジュールを静的に、その他のモジュールを動的にリンクする場合、次の操作を行う必要があります。

静的にリンクされたモジュールで定義されたエントリ・ポイントの中で、動的にリンクされたモジュールのエントリ・ポイントと一致するポイントがある場合、リンカ指令 NOEXPORT を使用して、メモリへのモジュールのロード後に呼び出し側プログラムで利用できる実行可能プログラムにリンカがエントリを作成できないようにする必要があります。 デフォルトでは、すべてのアセンブラ・モジュールの ENTRY、CSECT または START シンボルが COBOL 実行時システムのエントリ・ポイント・テーブルに通常ロードされるため、NOEXPORT によってこの動作は防止されます。 また、静的にリンクされたモジュール (メインの実行可能プログラムを含む) に対して ALIAS リンク・ファイル・コマンドも使用します。 この技術により、各モジュールに使用するリンクのタイプを正確に制御できます。