チェックポイントの使用について

MSS IMS 機能には、シンボリック・チェックポイント呼び出しと再起動呼び出し、および基本チェックポイント呼び出しがあります。シンボリック・チェックポイント呼び出しでは、チェックポイント ID と保存領域を使用できます。これらのチェックポイント ID および保存領域は IMSLOGR.DAT および IMSLOGR.IDX というファイルに保存されます。また IMS Option はシステム生成チェックポイント ID を IMS システム・ログ・ファイルに書き込むので、オプションのユーザ指定チェックポイント ID の代わりにシステム・チェックポイント ID を再起動 ID として指定できます。

再起動の実行が必要なことが再起動呼び出しで示されると、保存領域がプログラムの作業ストレージに復元されます。再起動のチェックポイント ID は XRST 呼び出し自体で指定するか、またはバッチ・プログラムの起動に使用するバッチ・プログラム・コマンドの一部として指定できます。すべての再起動呼び出しは、その成否にかかわらず IMS システム・ログに記録されます。

XRST 呼び出しは、どのデータベースも移動せず、どの PCB 情報も復元しません。データベース更新がロールバックされたかどうかは、動的バックアウトをサポートするデータベースを使用しているかどうかに応じます。IMS Option は動的データベース・バックアウトを Fileshare データベースとリモート IMS データベースでサポートします。詳細は、技術リファレンスの『Sync Point Coordination』の章を参照してください。

IMS Option の GSAM ファイルはチェックポイント呼び出しまたは再起動呼び出しの影響を受けません。チェックポイント呼び出しは GSAM データベース位置に影響しません。GSAM 更新は、更新呼び出しの完了時にデータ・ファイルに反映されます。