Mainframe Transaction Option では、メインフレーム CICS で定義できるリソース・タイプのサブセットを定義することができます。メインフレーム CICS と同じ定義メカニズム (DEFINE 文の後に、リソースの各種属性を指定するキーワードが続く) が使用可能です。キーワードは、定義するリソースによって異なります。DEFINE 文は、リソース定義テーブル (.rdt) ファイルに保存されます。このファイルは、リソース定義をメインフレーム CICS システム定義 (CICS System Definition; CSD) ファイルと交換するプロセスの一過程を構成します。
メインフレーム CICS では、Mainframe Transaction Option で定義できるリソースのタイプよりも多くのタイプを定義できます (例えば、LSRPOOL と SESSIONS)。これらのリソース・タイプはターゲットの環境では意味をもたないため、Mainframe Transaction Option はこれらのリソース・タイプをサポートしていません。
Mainframe Transaction Option は、一部のリソース・タイプに対して Micro Focus 拡張を提供します。これらは、ターゲット環境上の Mainframe Transaction Option 固有の属性を定義する追加のキーワードです。
次のリソース・タイプ定義の仕様では、各キーワードとそのパラメータを大文字と小文字を混合して示しています。ユーザーは、少なくとも大文字を指定する必要があります。例えば、Connection 定義では、DE と DESCRIPTION は同義語です。ただし、例に示すように、キーワードとパラメータは略さずに指定することをお奨めします。デフォルトは太字で示してあります。
次のリソース・タイプを定義することができます。
Mainframe Transaction Option では、DEFINE MAPSET とそのすべてのキーワードも受け入れられますが、これらの定義はマップセット定義としてリソース定義ファイルに格納されません。代わりに、データ・テーブルとして格納されます (_MOduletype が Data に設定されている DEFINE PROGRAM)。