通信プロセス・ログ・ファイル

通信プロセス (MFCS) は、メッセージのログをエンタープライズ・サーバのシステム・ディレクトリ内の通信プロセス・ログ・ファイル (log.html) に記録します。

複数の通信プロセスが実行されている場合は、各メッセージの先頭にある日時スタンプの後に角括弧で囲まれたインスタンス識別子 (例えば、[2]) が続きます。

デフォルトでは、管理者によって削除されるまで継続的に増大するログ・ファイルが 1 つのみ存在します。ただし、ユーザは mf-server.dat ファイルを使用して循環ログ・ファイルをアクティブにし、ロギングのレベルを変更できます。通常、mf-server.dat ファイルは install-dir\base\bin (Windows) または $COBDIR/etc (UNIX) にあります。このファイルでは、角括弧で囲まれたセクション・タグの後に name=value ペアが続く ini ファイル・フォーマットが使用されます。

循環ログ・ファイルの場合、MFCS は複数のログ・ファイル (log-1.htmllog-2.html など) を使用します。ログ・ファイルが設定されたサイズに達すると、MFCS は次のファイル (既に存在する場合は先に削除される) に移ります。設定されたログ・ファイル数に達すると、MFCS は log-1.html に戻ってそのファイルを上書きします。

構文は次のとおりです。

[logging]
 files=number-of-files
 filesize=maxsize
 dscontrol=none|standard|all
 dirsvc=none|unusual|processing|not-found|all

パラメータはすべてオプションです。ただし、循環ログ・ファイルをアクティブにするには、files= と filesize= の両方を設定する必要があります。また、files= は 1 よりも大きい数値に設定する必要があります。上記で説明したように、これらのパラメータによって循環ログ・ファイルが設定されます。両方を設定した場合、MFCS に必要なログ・ファイル・スペースの合計は files*filesize (概算) を超えません。例えば、ログをそれぞれ 100 KB の 3 つのファイルに制限するには、次のように設定します。

[logging]
files=3
filesize=100

パラメータの説明を次に示します。