オペレーティングシステムによっては、ファイルシステムでサイズの異なるアドレス指定が使用されていることがあります。 多くの現行ファイルシステムでは、32 ビットか 64 ビットのアドレス指定を採用しています。 これら 2 つのサイズを採用しているオペレーティングシステム/ファイルシステムを下記に示します。
ファイルハンドラは、32 ビットアドレス指定か 64 ビットアドレス指定のどちらかを処理するように設定します。 1 つのファイルを共有するすべてのアプリケーションで、同じ設定のファイルハンドラを使用していることが重要です。 同じでない場合、データの破損が起こる可能性があります。
64 ビットアドレス指定を使用するファイルシステムで、ファイルハンドラを、32 ビットアドレス指定用に設定することはできます。 この場合、ファイルハンドラは、すべてのファイルを安全なサイズに (32 ビットアドレス指定に) 制限します。
- Windows 95
- Windows 98
- Windows Millennium
- Windows NT (FAT)
- Windows 2000 (FAT)
- Windows XP (FAT)
- UNIX (大きなファイルシステムが有効でない)
- Windows NT (NTFS)
- Windows 2000 (NTFS)
- Windows XP (NTFS)
- UNIX (大きなファイルシステム)
- Linux
基本ファイルシステムによって、このファイルハンドラの構成オプションで設定する値が決まります。
警告:
- 次の場合は、FILEMAXSIZE の値を 8 に設定しないでください。
- 64 ビットファイルシステムをサポートしていないオペレーションシステムでアプリケーションを実行する場合。
- FAT ファイルシステムにアクセスするアプリケーションを実行している場合。FAT ファイルシステムは、32 ビットを超えるファイルのアドレス指定をサポートしません。
- 32 ビットのファイルシステムの共有ファイルにアクセスする必要のあるアクセスプログラムがある場合。
- 32 ビットのファイルアクセスのみに対応した旧バージョンの Micro Focus COBOL を使用するアプリケーションとの間でファイルを共有している場合。
- あるファイルにアクセスするすべてのアプリケーションで、ファイルハンドラを同じ FILEMAXSIZE の値に設定する必要があります。
- Novell システムでは、32 ビット (4GB) サポートのみ提供されています。
詳細については、ヘルプトピッック 『FILEMAXSIZE』を参照してください。