監査ログ・データ・セットの割り当ておよび初期化

Mainframe Access 監査ログ機能は、VSAM データ・セットを使用して、クライアントのログインとログアウトの情報を記録します。ログに記録されるのは、ユーザ ID、クライアント IP アドレス、ログインとログアウトの回数、ターゲット・サーバ名、暗号の使用状況などの情報です。監査ログ機能を使用する場合、監査ログ・データ・セットを準備して、Mainframe Access JCL プロシージャを更新する必要があります。

サンプル・メンバ AUDIT には、Mainframe Access 監査ログ VSAM データ・セットを割り当てて初期化する JCL が含まれています。JOB カード、データ・セット名、およびボリューム・シリアル番号情報を編集した後、ジョブをサブミットして、INITLOG ステップの条件コードが 0 (ゼロ) であることを確認します。ALLOCLOG ステップの条件コード 8 は、このジョブを初めて実行した場合は正常値です。

データ・セット名を編集する場合、グローバル変更コマンドを使用して、HLQ のすべてのインスタンスを、インストール手順で Mainframe Access データ・セットに対して選択した高レベル修飾子に変更できます。

Mainframe Access スタートアップ JCL を編集して、監査ログ・データ・セットを使用できるようにします。それには、XDBAUDIT DD 文からキーワード DUMMY とそれに続くカンマ (DUMMY,) を削除します。

    //*
    //*-----------------------------
    //* Optional audit log data set
    //*-----------------------------
    //*
    //XDBAUDIT DD  DUMMY,DISP=SHR,DSN=&DSNQUAL..AUDIT