Micro Focus Directory Server に対する環境変数の設定

Micro Focus Directory Server (MFDS) に対する環境変数を設定すると、それらの環境変数は MFDS が制御するすべてのサーバ・インスタンスに適用されます。

注:エンタープライズ・サーバ・インスタンスのレベルで設定された環境変数により、MFDS レベルで設定された対応する環境変数はオーバーライドされます。

Windows 環境

Windows では、コマンド・シェルから net start コマンドを使用して MFDS を起動できます。ただし、現在のコマンド・シェルの環境で設定された環境変数は net.exe コマンドによって継承されますが、MFDS サービスでは継承されません。

net start コマンドは、メッセージを Windows サービス・コントローラに送信して、MFDS の起動を要求します。サービス・コントローラは mfds.exe プロセスを起動し、MFDS はそのプロセスの環境を継承します。

MFDS Windows サービス・プロセスの環境を変更するには、サービスが実行されているマシン上で (例えば、[System] コントロール・パネルを使用して、またはレジストリでの編集によって) システム環境を変更する必要があります 。

変更を行ってマシンを再起動すると、 サービス・マネージャが新しい環境を設定します。

UNIX 環境

UNIX では、MFDS の起動元であるコマンド・シェルで環境変数を設定します。次に例を示します。

  1. コマンド・シェルを起動します。
  2. 必要な環境変数を設定します。例えば、エンタープライズ・サーバ・インスタンスが EBCDIC 文字セットを使用するように設定するには、次のコマンドを使用します。
    export MF_CHARSET=EBCDIC
    
  3. コマンド・シェルから、 mfds コマンドを使用して MFDS を起動します。