ジョブ再開の使用法

MFBSIJCL を使用して、失敗したジョブを特定のステップで再起動するには、JCL パラメータを置き換えます。JCL パラメータは次のような行になります。

[-j][y:\MFServerEE\...\JCL\] MYJCL [.jcl]

この行を次のように置き換えます。

[-j][JOB]nnnnn:STEP[:PROCSTEP]

ここで：

[JOB]nnnnn は、再起動するジョブを示す番号です。文字列 JOB は省略可能です。
STEP は、再起動のステップ名です。
PROCSTEP は Proc Step 名です (オプション)。

注：この例の角括弧で囲まれているパラメータはオプションです。

[ -j][JOB]nnnnn:STEP[:PROCSTEP] が、-j または -J によって識別された JCL パラメータで見つかるか、想定された JCL メンバ名で見つかると、MFBSIJCL が再起動します。

例えば、次のコマンドはジョブ再開に有効であると見なされます。

MFBSIJCL ...-jJOB12345:step4 ...

MFBSIJCL .../j12345:step4 ...

MFBSIJCL ...JOB12345:step4 ...

MFBSIJCL ...12345:step4:PROC12 ...

MFBSIJCL ...1234:step4 ...

ヒント： MFBSIJCL は、ジョブを JOBnnnnn (つまり、文字列 JOB とその後に続く 5 桁の数値) として正規化します。StepName/ProcStepName は大文字に変換されます。

MFBSIJCL からの戻りコード 220 は、再起動の失敗を意味します。stepName または procStepName が無効な場合は、MFBSIJCL が戻りコード 220 で終了するのに 1 分以上かかります。詳細については、MFBSI job.log と Enterprise Server のコンソールを確認してください。

MFBSIUE1 および MFBSIUE2 ユーザ出口について定義されたパラメータは、次の実行モードを識別します。

Normal：通常のジョブ・サブミット
Restart：ジョブの再起動

ジョブ再開時に出口が呼び出されると、インターフェースの ESue1-JCLfile または ESue2-JCLfile 変数に JOBnnnnn:StepName[procStepName] が含まれます。

ジョブ再開要求の場合、SJOBID=JCL パラメータを使用すると、そのパラメータは SJOBID=JOBNO に変わります。ログ・ファイル名は、JOBnnnnn.log として保存されます。$MFBSI_DIR 変数によって指定されたフォルダにある再起動実行のジョブ・ログは、初期サブミットのジョブ・ログ・ファイルを上書きします。