メインフレーム上の FTP クライアントと分散プラットフォーム上のものには多くの相違があり、それらの大部分は環境に関連するものです。たとえば、分散プラットフォームは DCB 情報またはスペース割り当てにはアクセスできません。MFFTP ユーティリティは、カタログ機能を使用して、DCB などの属性のアプリケーション要件間のミッシング リンクおよびメインフレーム データセット名と分散プラットフォーム上の実際のファイル名間の変換を行う手段を提供します。メインフレーム データセットの GET または PUT が FTP に要求された場合、これはネイティブ ファイル名に変換する必要があります。
FTP アプリケーションでの値のハードコーディングと SYSFTPD DD 文を使用したその指定という 2 つの方法のいずれかで、メインフレーム上のデフォルト値を指定できます。MFFTP は、両方の方法をサポートしています。
LOCSITE 文を使用して、実行時に変更を行うことができます。LOCSTAT コマンドを使用して、関連値とそのソース (SYSFTPD、LOCSITE、環境変数、デフォルト値など) を表示します。
MFFTP は、FTP コントロール カードをスキャンし、それをチェックして対応するか、そのまま通過させます。ユーティリティは、コントロール カードが列 1 で開始されるものと想定します。