トラブルシューティング

一般的な MFBSI トラブルシューティングの場合は、次の手順に従って問題を特定します。
  1. Enterprise Server をシャットダウンします。
  2. mfbsi.cfg を除くすべてのファイルを削除して、MFBSI_DIR フォルダをクリーンアップします。
  3. コマンド・ラインから Enterprise Server JCL を起動します。Windows では、Enterprise Developer コマンド・プロンプト (32 ビットまたは 64 ビット) から、casstart -rES_name を入力します。UNIX/Linux では、casstart -sTCP を入力して、定義した Ent erprise Server ユーザのセッションを開始します。
  4. MFBSIEMX が正しく初期化されているかコンソール・ログをチェックし、エンタープライズ・サーバのイベント・マネージャが MFBSIEMX によって停止されていることを確認します。
  5. MFBSI_DIR 環境変数によって指定されたフォルダに ES_name.Started という名前のファイルが存在することを確認します (ES_name は、CASSTART で起動されたエンタープライズ・サーバの名前です)。このファイルが存在しない場合は、MFBSI_DIR フォルダにファイルを作成できることを確認します。
  6. Windows では、Enterprise Developer コマンド・プロンプト (32 ビットまたは 64 ビット) から [run] mfbsijcl /show コマンドを実行して、MFBSIJCL を検証します。UNIX/Linux では、[cobrun] mfbsijcl /show コマンドを実行して、JCL (UNIX) をサブミットするユーザ・セッションで MFBSIJCL を検証します。コンソール出力は次のようになります。

  7. CASSUB コマンドを入力し、Enterprise Server/MSS JCL でジョブをサブミットして実行できることを確認します。次に例を示します。
    • cassub -rES-name -jC:\...\JCL\rc00.jcl (Windows)
    • cassub -rES-name -j/.../JCL/rc00.jcl (UNIX/Linux)
    これにより、JOBnnnnn.sem というファイルが MFBSI_DIR フォルダに作成されます。nnnnn は、Enterprise Server/MSS JCL によって割り当てられたジョブ番号です。
  8. 同じパラメータを使用してコマンド・ラインから MFBSIJCL を実行し、STDOUT を使用してコンソールに出力します。次に例を示します。
    • [run] mfbsijcl -rES-name -jC:\...\JCL\rc00.jcl SJOBID=StdOut (Windows)
    • [cobrun] mfbsijcl -rES-name -j/.../JCL\rc00.jcl SJOBID=StdOut (UNIX/Linux)
    実行が成功したことを確認します。 MFBSIJCL が実行を完了すると、JOB#####.sem ファイルは削除されます。
  9. 同じパラメータを使用してコマンド・ラインから MFBSIJCL を再度実行し、出力用のファイルのみ指定します。次に例を示します。
    • [run] mfbsijcl -rES-name -jC:\...\JCL\rc00.jcl SJOBID=SJOB01 (Windows)
    • [cobrun] mfbsijcl -rES-name -j/.../JCL\rc00.jcl SJOBID=SJOB01 (UNIX/Linux)
    実行が成功したことを確認します。 MFBSI_DIR フォルダにあるログ・ファイル SJOB01.log を確認すると、問題のトラブルシューティングに役立ちます。
    ヒント: UNIX/Linux における問題のほとんどは、アクセス拒否エラー、大文字と小文字の区別に関するエラー、または認証エラーの結果です。