フェイルオーバー回復プロセス

グループ内のプライマリ サーバーのイベントが失敗した場合は、スタンバイ サーバーが選択されてプライマリ サーバーの役割を引き継き、すべての未完了トランザクションをロール バックし、開かれているすべてのファイルを閉じます。

回復プロセスの一部として、失敗したプライマリ サーバーが iFileshare グループから削除されます。それをそのグループに再度追加できるのは、そのグループ自体が再起動されたときのみとなります。これは、スタンバイ サーバーで失敗した場合も同様となります。サーバーの削除によって、そのグループに最小限の数のサーバー (つまり、1 台のプライマリ サーバーと 2 台のスタンバイ サーバー) がないままになっている場合、ファイル複製はその後もそのグループ内で起こりますが、自動フェイルオーバー プロセスは、そのグループが少なくとも最小限の数のサーバーを含んだ状態で再起動されるまで使用できません。

回復プロセスが完了したときにクライアント アプリケーションが処理を継続できるようにするには、Fileshare クライアントを、接続が失われたら自動的に再接続するよう構成する必要があります。これを構成するには、Fileshare クライアントの構成ファイル (fhredir.cfg) に、次の行を追加します。

/ra <number-of-attempts>