一部の技術には制限があるか、マネージ コードではサポートされていない場合があります。マネージ コードに移行するには、以下の事項を検討する必要があります。
SQL(DBMAN=ADO) (Visual Studio のみ) および SQL(DBMAN=JDBC) (Eclipse のみ) 指令で OpenESQL を使用して、マネージ アプリケーションをコンパイルできます。 Micro Focus は、OpenESQL ネイティブ コードとマネージ コードのランタイム システム間で、可能な限りソース コードの互換性を維持しようとします。各ランタイム システムには、基礎となるデータベース API と実行環境によって課される拡張、制限、相違がありますが、埋め込み SQL 文 (DECLARE CURSOR、OPEN、FETCH、CLOSE、SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE、CONNECT、DISCONNECT、COMMIT、ROLLBACK 含む) の大部分は完全に互換性があり、変更は必要ありません。
ADO.NET ランタイム システムには、EXEC ADO 文を使用したオフライン DataSets および DataTables をサポートする拡張子があります。ADO.NET および JDBC ランタイム システムは両方とも、オブジェクト ホスト変数と従来の COBOL ホスト変数をサポートしています。
以下の制限は、マネージ コードにおけるデータベース サポートに適用されます。
マネージ コードは、Enterprise Developer を通して Dialog System アプリケーションを最新化する優れた方法です。最初のステップとして、Enterprise Developer でアプリケーションをインポートし、それを新しい IDE でビルドおよび実行できます。次に、アプリケーションを徐々に最新化していくことができます。たとえば、ある Dialog System スクリーンを Windows Form に置き換えたり、.NET ユーザー コントロールを ActiveX としてラップし、それを D ialog System で使用したりすることができます。一方、残りのコードは変更しないまま保持できます。最新化の技術の範囲の詳細については、Visual Studio の Enterprise Developer の文書の『Modernizing Dialog System Applications』を参照してください。
一定のライブラリ ルーチンは、ネイティブ コードでのみサポートされています。マネージ コードで使用できるルーチンについては、製品文書の『General Reference』 > 『Library Routines』を参照してください。
ネイティブ コードは、マネージ コードから呼び出すことができますが、禁止できる環境もあります。たとえば、.NET ストアド プロシージャと特定の Java アプリケーション サービスから、ネイティブ COBOL を呼び出すことはできません。
Enterprise Developer は、アプリケーションのユーザー インターフェイスの最新化の優れたオプションを提供します。.NET の Windows Presentation Foundation または JVM で Java Swing を使用できます。アプリケーション アーキテクチャ、および元のユーザー インターフェイスとバックエンド モジュールの関連付けの強さによっては、潜在的な問題が起こりうる点に注意してください。
.NET フレームワーク、JVM などのマネージ環境でコンパイルと実行を行う、手続き型 COBOL を作成し、使用できます。ただし、マネージ フレームワークのすべての機能をフル活用し、コードを他のマネージ言語に公開できるようにするには、マネージ COBOL 構文の使用を開始する必要がある場合があります。マネージ COBOL の作成に関するヘルプを表示するには、以下のリソースを参照してください。