データセットを設定する際には、エンタープライズ・サーバによってアクセスされる各データセットのフル・パスを指定できます。ただし、これは煩雑であり、異なるディレクトリ構造を持つテスト環境と本番環境間での移動を難しくする可能性があります。
システムが多数のデータ・ファイルを使用する場合に必要となる労力を削減するには、環境変数を設定して、エンタープライズ・サーバ・インスタンスが使用するデータセットを定義できます。
環境変数は、指定するすべてのパスをカバーするのに必要な数だけ作成できます。
例えば、 PRODDATA という名前の環境変数を作成し、その値を d:\mydataset に設定することができます。
その後、 MFIO1.SAMPLE.DATA という名前のファイルに対するカタログでデータセットを割り当てるには、次のコードを使用します。
//*MFE:%PCDSN='$PRODDATA\MFI01.SAMPLE.DATA'