メッセージをコンソールに表示するかどうかの構成

ユーザー出口 casmguex は、特定のメッセージをコンソールに出力するかどうかを制御します。

このユーザー出口を有効にするには、適切なプログラム検索連結に含まれているディレクトリ内にこれが存在している必要があります。これにより、処理されたメッセージがコンソールデーモンに送られる前に、SEP によって casmguexe が呼び出されます。

casmguex の入口は、グループ項目として定義された単一のパラメーターです。

           03 MsgRB-Buffer.
              05 MsgRB-Buffer-Length   pic x(2) comp-x value 256.
              05 MsgRB-Buffer-Text.
                 07 MsgRB-Buffer-Char pic x
                    occurs 256 times depending on MsgRB-Buffer-Length.

ユーザー出口はメッセージを検査して、メッセージをコンソールに表示するかどうかを判定します。これを制御するには、return-code で次の値を使用します。

1: メッセージを表示します
0: メッセージを表示しません

例

次のサンプルプログラムは、casmguex を使用してエラーメッセージ FC0009I の表示を抑制しています。

       identification division.
       program-id. casmguex.
       environment division.
       configuration section.
       data division.
       working-storage section.
       local-storage section.
       linkage section.
       01  MsgRB-Buffer.
           03  MsgRB-Buffer-Length     pic x(2) comp-x.
           03  MsgRB-Buffer-Text.
               05  MsgRB-Buffer-Char   pic x
                occurs 256 times depending on MsgRB-Buffer-Length.
       procedure division using MsgRB-Buffer.
           move 1                      to return-code
           if MsgRB-Buffer-Text(4:7) = 'FC0009I'
           move 0                  to return-code
           end-if

           goback.

       end program casmguex.