CALL、CANCEL、ENTRYおよびCHAIN文の識別子/定数ならびにPROGRAM-ID段落のプログラム名を大文字または小文字に変換する。
>>-.---.-.-----FOLD-CALL-NAME--"case"-.---->< +-/-+ +---NOFOLD-CALL-NAME---------+
case | "UPPER"または"LOWER" |
省略値: | NOFOLD-CALL-NAME (![]() |
段階: | 構文チェック |
$SET: | 初期 |
コンパイラは、ハイフンのない指令名FOLDCALLNAMEも認める。
CALL"識別子の呼び出される名前は、本指令で指定した大文字または小文字で与えられる。ただし、実際の内容に変わりはない。
本指令は、大文字小文字を区別しない環境から区別する環境にCOBOLコードを転送する場合に役に立つ。
また、本指令は、コンパイラをANSI'85標準のプログラム間通信モジュールに準拠させる。ANSI'85標準では、CALL文のプログラム名の大文字 小文字の使用の区別はされていない。
NOFOLD-CALL-NAMEの場合は、通常のCOBOL規定によって、引用符で囲まなければプログラム名は大文字に変換される。これは入れ子 になっているプログラムの基本プログラムにも適用される。副プログラム名については、引用符で囲まれていてもすべて大文字に変換される。(プログラム名を 引用符で囲むというのは、Micro Focusの拡張機能である。)
プログラム名は、リンクされた実行可能ファイルにおける入り口としてもアクセス可能である。
.obj コードをコンパイルする場合は、CASE指令を指定する必要がある。
FOLD-CALL-NAME は手続きポインタ名に対する SET文の ENTRY指定で書かれる手続き名には影響しない。