ディプロイ リスナー

ディプロイ リスナーの構成情報は、セクション名 [virtual paths]、URL 最上位ディレクトリのリスト、そのディレクトリの変換先パスの順で構成されます。例えば、ESDEMO の Deployer サービスで使用される Web リスナーは次のようになります。

[virtual paths]
 cgi=<ES>/bin
 uploads=<ES>/deploy
 <default>=/dev/null

cgi 仮想パスは、ディプロイされる COBOL アーカイブ ファイルを受け取る mfdeploy.exe プログラムの場所の指定に使用されます。uploads 仮想パスは、アップロードされた COBOL アーカイブ ファイルのディレクトリの作成場所を mfdeploy.exe に伝えます。専用のトークン <ES> は、エンタープライズ サーバー ベースのインストール ディレクトリに変換されます。 例えば、エンタープライズ サーバーc:\Programs\Micro Focis\Pro duct Name にインストールされる場合、<ES>/deploy は c:\Programs\Micro Focis\Product Name\base\deploy (デフォルトのディプロイ ディレクトリ) になります。

ディプロイを実行するクライアントで指定される URL の最初のディレクトリのみがリストに照らし合わせてチェックされ、リストのエントリは単一ディレクトリ名でなければならないことに注意してください。

<default> ディレクトリは、クライアントで指定された URL の最初のディレクトリがリストのどのエントリとも一致しない場合に使用されます。デフォルトのディレクトリは、存在しないディレクトリでなければなりません。そのため、通信プロセスが URL をフル パスに変換する場合、要求は失敗します。これにより、クライアントによるマシン上の任意のディレクトリの参照が停止します。通信プロセスはいずれにしても安全なデフォルトを使用するため、デフォルトのディレクトリを指定する必要はありません。

別の例を示します。

[virtual paths]
 <default>=c:/web
 docs=c:/web/documents
 images=d:/media/images

この構成では、URL http://host:port/docs/a.html はファイル c:\web\documents\a.html を戻し、 URL http://host:port/images/gif/b.gif はファイル d:\media\images\gif\b.gif を戻します。