キーボード構成ユーティリティ Keybcf は、キーボード上のキーに割り当てられている機能を変更できます。 ACCEPT 文の実行中にキーで行われる動作と、プログラムで使用されているファンクションキーを変更できます。
通常、Adis に組み込まれたデフォルトキーは、変更する必要はありません。 ただし、COBOL の特定の方言をエミュレートするために、使用されているキーを変更する必要があるかも知れません。
COBOL システムで使用されるデフォルトのキーは、Adis に組み込まれています。 Keybcf は、ファンクションキーに使用されるキーストロークと ACCEPT 操作中に Adis が使用するキーを含む cobkeymp と呼ばれるファイルを作成します。
keybcf
独自の cobkeymp ファイルが設定されます。
または
COBOL に関連するプログラムグループを作成している場合には、keybcf に対応するプログラムアイコンをダブルクリックします。
Keybcf は、現在のディレクトリと COBDIR 環境変数で指定されたディレクトリで、cobkeymp ファイルを検索します。 ファイルが見つかると、編集するかどうか尋ねられます。そのファイルを編集する場合は「Y」、デフォルトのキーで新しいファイルを作成する場合は「N」と答えます。 ファイルが見つからない場合には、新しく作成されます。
このメニューは、Adis、ユーザー、または互換の 3 つのいずれかで現在定義されている、すべてのファンクションキーが一覧表示されます。
オプション 5 は、選択されたリストを画面に表示するか、または、ファイルに書き込むかを切り替えます。 画面表示を選択すると、リスト中の現在定義されているすべてのファンクションキーが 16 進表示されます。 次の画面に移動するには、任意のキーを押します。 リストの末尾に達した場合に、任意のキーを押すと、既存のファンクションキー定義の見直しメニューに戻ります。
限界を越える数のキーを定義しようとすると、次のような警告が表示されます。
There is not enough room for that sequence
この警告が表示された場合、新しいキーを追加するには、不必要なキーシーケンスを削除する必要があります。
使用可能なキーのリストについては、『拡張 ACCEPT/ DISPLAY 構文』の章にある『ファンクションキー』を参照してください。
Keybcf のメインメニューから 3 を押します。
変更されたファンクションのリストを cobkeymp というファイルに保存します。
Keybcf のメインメニューから 4 を押して、オペレーティング システムのコマンド ラインへ戻ります。
次の図は、実行時に使用される検索機構を示したもので、どのキーボード構成オプションを Adis で使用するかを決定します。
次のキーのリストは、Keybcf で見直し、変更できます。
このリストは、COBOL プログラムで ACCEPT 文を実行するときに指定された機能を実行するキーを定義します。 キーの説明については、『拡張 ACCEPT/ DISPLAY 構文』の章にある『ファンクションキー』を参照してください。
ユーザーファンクションキーリストは、ファンクションキーが押されたときにプログラムに返されるキーを定義します。 Adis とユーザーファンクションキーのリストに同じキーを定義する場合は、『拡張 ACCEPT/ DISPLAY 構文』の章にある『ユーザーキーリストと Adis キーリストの両方でのキーの定義』を参照してください。
デフォルトでは、ユーザーファンクションキーの初期設定は無効です。プログラム実行中にファンクションキーを使用するために、x"AF" ライブラリ ルーチンを呼び出すか、または、Adiscf を使用して構成を変更すると、ユーザーファンクションキーを有効にできます。
ACCEPT 操作を終了させるために使用されるファンクションキーを確認するには、CRT STATUS 句を使用します。CRT STATUS 句の説明は、『言語リファレンス』を参照してください。
次のキーが、Adis ファンクションキーリストメニューで使用できます。
キー |
説明 |
---|---|
Space | 各機能に定義されているキーを変更しないで、次の機能に移ります。 |
Ins | 表示されている機能を実行するために、別のキーを追加します。現在定義されているファンクションキーは保持されます。 Insert という語句が、画面の右下隅に表示されます。 |
Delete | 定義されたファンクションキーをリストから削除します。 Keybcf は、自動的に次の機能に移ります。 |
HeX | ファンクションキーに対する 16 進数入力を指定します。 Hex という語句が、画面の右下隅に表示されます。 無効な 16 進数を入力すると、次の機能に移ろうとするときにエラーが通知され、有効な 16 進数の入力を求められます。 この機能は、使用しているキーボードに現れないキーを定義し、プログラム実行中に使用できるようにするものです。 |
Quit | 変更メニューへ戻ります。 |