はじめに

ここでは、ファイル処理の概要を説明します。

概要

プログラミング言語として COBOL が持つ主要な機能の 1 つに、組み込みのファイル処理機能があります。順編成ファイル、相対ファイル、索引ファイルを、簡単な COBOL 構文で処理できます。

Micro Focus COBOL には、次のファイル処理機能も用意されています。

ファイル処理機能 用途
行順編成ファイル編成 COBOL プログラムから ASCII テキストファイルへのアクセス
COBOL システムライブラリ ルーチンのセット ファイルとディレクトリの操作
COBOL システムライブラリ ルーチンのセット バイトレベルでのファイルの処理
Fileshare ネットワークサーバー上のファイルグループへのアクセス

Micro Focus ファイル ハンドラー

デフォルトでは、Micro Focus ファイル ハンドラーによって、COBOL の標準ファイル編成 (順編成ファイル、相対ファイル、および索引ファイル) のすべての COBOL 入出力操作が実行されます。また、ファイル ハンドラーのアプリケーションプログラミングインターフェイス (API) を使用して、COBOL プログラムから直接ファイル ハンドラーを呼び出せます。

関連情報
ファイル編成
ファイル名
ファイル状態
ファイルの共有
ファイル ハンドラーの構成
ファイル ハンドラーおよびソート API
データ圧縮およびキー圧縮
ファイル操作のトレース