ライブラリ名

複数のパス環境変数に、ライブラリ名を含めることができます。たとえば、次のようなコマンドを実行したとします。

Windows:

set test=c:\apdir;d:\aplbr\aplbr.lbr;d:\aplbr\aplbr1.lbr

c:¥apdirapp.dat が存在しない場合には、ファイル名 $testapp.dat はd:¥aplbr¥aplbr.lbrapp.dat に解決されます。

UNIX:

set test=/apdir;/aplbr/aplbr.lbr;/aplbr/aplbr1.lbr

/apdir/app.dat が存在しない場合には、ファイル名 $test/app.dat は /aplbr/aplbr.lbr/app.dat に解決されます。

ライブラリは、環境変数に定義されている順序で検索されます。

プログラム呼び出しで検索されるパスの一部として、ライブラリ名を使用することもできます。たとえば、次のようなコマンドを実行したとします。

Windows:

set appath=d:\apdir\progs1.lbr;d:\appdir\progs2.lbr

UNIX:

set appath=/apdir/progs1.lbr;/appdir/progs2.lbr

次の形式を使用できます。

Windows:

call "$appath\prog"

UNIX:

call "$appath/prog"

COBOL 開発システムは、ブログラム prog1で使用するライブラリとして、progs1.lbr と progs2.lbr を検索します。ライブラリは、環境変数に定義されている順序で検索されます。検索したライブラリは、実行中のアプリケーションによって明示的に閉じられるまで開いたままです。