FS_LOCATE_FILE の機能は、次の点を除き、CBL_LOCATE_FILE と同じです。
user-file-spec に $$server-name というプレフィックスを指定した場合は、actual-file-spec を使用する OPEN 操作を自動的にリダイレクトするには、actual-file-spec にも同じ $$server-name を格納する必要があります。デフォルトの設定では、Fileshare は、ユーザー プログラムに actual-file-spec のファイル名を返すのみです。actual-file-spec の $$server-name を返すには、FS_LOCATE_FILE への呼び出しを行う前に、user-mode の MSB を設定してください。
構成可能な DYNREDIR によって FS_LOCATE_FILE の呼び出しをカスタム ファイル ハンドラーに転送する場合、カスタム ファイル ハンドラーは、op-code FAF8 + fcd(3:1) で呼び出され、値 5 を使用して自身を FS_LOCATE_FILE 呼び出しとして指定します。
入口フィールド
入口では、次のフィールドを設定します。
fcd-name-ptr | ユーザー ファイルへのポインター |
fcd-open-mode | ユーザー モード |
fcd-optional | パス フラグ |
fcd-name-length | ファイル名の長さ |
入口では、fcd-name-length フィールドの長さは、フィールド fcd-name-ptr によってポイントされたファイル名の長さと同じです。
出口では、次のフィールドを設定する必要があります。
fcd-record-ptr | 実際のファイル仕様へのポインター |
fcd-access-mode | 出口フラグ |
fcd-file-status | ファイル状態 |