Fileshare マネージャー (fsmgr) を使用すると、Fileshare スーパーバイザー モードの機能を自動化することができます。 Fileshare マネージャーを使用するには、Fileshare マネージャーを呼び出す COBOL プログラムを作成します。Fileshare マネージャーを呼び出すと、Fileshare サーバーの次の機能を使用できます。
Fileshare マネージャー プログラム (fsmgr) は、次のように COBOL プログラムから呼び出されます。
値 | 意味 |
---|---|
0 | 関数が正常に完了しました。 |
1 | 通信エラー。Fileshare クライアントが、指定された通信プロトコルによりネットワークを通じて Fileshare サーバー fileshare-name に接続できなかったことを示します。初期接続が確立した後で、関数の実行中にネットワーク エラーが発生した場合にも、このエラーが返されます。 fileshare-name が正しく指定され、Fileshare ハンドラー リダイレクター モジュール (FHRedir) が正しい通信プロトコルを使用するように構成されているかを確認してください。 |
2 | 初期接続中のファイル エラー。 Fileshare へ接続するために、Fileshare マネージャーは fsmgr.ctl と呼ばれるファイルを開きます。このファイルは存在せず、また、Fileshare マネージャーが実際にこのファイルを作成することはありません。このファイルが存在し、ファイルを閉じるときにエラーが発生すると、この状態が返されます。 |
3 | supervisor-password に指定されたパスワードが無効であることを示します。 Fileshare がパスワード ファイルを使用して実行されていること、およびsupervisor-password の値がパスワード ファイルのスーパーバイザー パスワード エントリと一致することを確認してください。Fileshare パスワードでは、大文字と小文字が区別されます。 詳細については、セキュリティの章のスーパーバイザー モードの項を参照してください。 |
4 | function-code に無効な値が指定されたことを示します。function-code の値は、1~5 の範囲でなければなりません。 |
5 | Fileshare ログ ファイルがないことを示します。 リカバリログ ファイルがないまま実行されている Fileshare サーバーで、ログ ファイルのバックアップを試行したことを示します。 |
6 | 関数 2、または 3 を完了できなかったことを示します。 すべての Fileshare クライアントをログオフしようとしている間は (関数 3)、ログオフ処理が完了する前に、他のクライアントがログオンする可能性があります。例えば、4 つのクライアントがログオンしている場合に、 Fileshare マネージャーは "logoff client n" 要求を 4 回送信しなければなりません。ただし、元の 4 つのクライアントすべてがログオフする前に、新しいクライアントがログオンすると、Fileshare マネージャーは、新しいクライアントをログオフするために、"logoff client n" 要求を再試行します。10 回再試行を繰り返しても新しいクライアントがまだログオンしている場合は、エラー 6 を 返します 。関数 2 (すべてのデータ ファイルを閉じる関数) の処理と同時に、新しいファイルが連続して開かれる場合も、同様の状況が発生することがあります。 |
10 | その他のエラー。 |