回復ロギング

次の状況で、システム障害が発生すると、データを損失することがあります。

• Fileshare サーバーのキャッシュ。またはオペレーティング システムのキャッシュが、ディスクに書き込まれていない場合。
• ファイルの更新中に、システム障害が発生した場合。この場合、ファイルの一貫性は保証 されません。

回復ロギングは、データ ファイルに対する更新をすべて 1 つ以上のログ ファイルに保存しておく、Fileshare の機能です。システムに障害が発生してデータを損失した場合、ログ ファイルが回復ユーティリティによって使用され、データ ファイルに対する更新が再度適用されます。このリカバリ処理が終了すると、バックアップ ファイルにはシステム障害が発生した時点のデータが再現されています (処理が完了していないトランザクションはロールバックされます) 。

使用できる回復ロギングには 2 つのバージョンがあります。デフォルトで有効になっているロギングの基本バージョンでは、Rollforward Recovery Utility が提供されます。有効化する必要のある高度なロギング バージョンは、Rollforward および Rollback Recovery が提供されます。また、高度なロギング バージョンは、ユーザー出口プロシージャやホット バックアップとの互換性など、基本バージョンにはないその他の利点があります。

一度のロギングでは 1 つのバージョンのみを使用できます。

回復ロギングを使用するために、Fileshare クライアントを変更する必要はありません。