パスワード ファイルには、Fileshare パスワード セキュリティが有効化されている場合に Fileshare サーバーが使用するユーザー ID とパスワードの詳細情報が格納されます。パスワード ファイルの情報は、セキュリティのために暗号化されているので、パスワード ファイルのメンテナンス ユーティリティを使用しないと、パスワード ファイルに対するレコードの追加や削除を行えません。
パスワード ファイルの項目を追加または削除するには、次のように、 /pf (パスワード ファイル) オプションを使用します。
fs /pf pass.dat [options]
パスワード ファイルのメンテナンス機能を起動し、指定したオプションをパスワード ファイル pass.dat に追加します。このファイルが存在しない場合は、新しく作成されます。
次のオプションが使用できます。
/u user-ID
/pw password
これらのオプションは、指定したユーザー ID とパスワードをパスワード ファイルに追加します。user-ID と password は、両方とも大文字と小文字を区別し、最大長は 20 文字です。
[/e]
このオプションは、 パスワード ファイルからレコードを消去します。 これは、パスワードの作成後にレコードを削除する唯一の方法です。
例
fs /pf pass.dat /u pkel /pw fishwife
この例では、パスワード ファイルのメンテナンス機能を起動し、pass.dat というパスワード ファイルを作成または更新します。さらに、ユーザー ID pkel とパスワード fishwife も追加します。