このルーチンは、SRC-PTR に含まれるアドレスのメモリの NUM-BYTES バイトを、DEST-PTR に含まれるアドレスにコピーします。このルーチンは、パラメーターがリファレンスではなく値によって渡される点を除き、M$COPY (動的メモリ ルーチン) と機能上似ています。 M$PUT および M$GET が適していない場合にこのルーチンを使用できます。このルーチンの使用は比較的危険であることに注意してください。このルーチンはエラー チェックを行わず、無効なデータを渡した場合、メモリ アクセス違反が発生しやすくなっています。つまり、かなり低レベルのルーチンであるため、注意して使用する必要があります。
SRC-PTR および DEST-PTR に POINTER データ項目を渡す必要はありません。SRC-PTR と DEST-PTR のいずれかあるいはどちらも、必要に応じて、BY REFERENCE 渡しのデータ項目で置き換えることができます。置き換える場合、データ項目のアドレスは C$MEMCPY に渡されます。例えば、次のようにして SRC-PTR に含まれるメモリ アドレスから 10 バイトを DEST-ITEM にコピーできます。
CALL "C$MEMCPY" USING BY REFERENCE DEST-ITEM, BY VALUE SRC-PTR, 10