アセンブラー モジュールのコンパイルとリンクについて

Enterprise Developer では、コンパイルとリンクは 1 段階のプロセスであり、[Build] メニューで [Build] または [Rebuild] をクリックすると行われます。 プロセスを制御するには、アセンブラーのビルド設定を指定します。 これは、プロジェクト全体または個々のソース ファイルに対して行うことができます。

CICS を使用しない単一のアセンブラー モジュールをコンパイルしてモジュールをデバッグする場合、デフォルトのビルド設定を変更する必要はありません。

複数のアセンブラー オブジェクト モジュールを 1 つの実行可能モジュールにリンクすることで作成されるアセンブラー実行可能ファイルがプロジェクトに含まれる場合、リンクのビルド設定を変更する必要があります。

プロジェクト内のアセンブラー モジュールでデフォルトの 31 ビット アドレス指定ではなく 24 ビット アドレス指定が使用される場合、実行時に使用されるメモリのタイプやアドレス指定に影響を与えるプロジェクト設定とビルド設定を変更する必要があります。 AMODE(24) のアセンブラー モジュールに渡される COBOL パラメーターが 16MB アドレス指定範囲内にあり、アセンブラー モジュールからそのパラメーターにアクセスできるようにすることが重要です。 このためには、通常、AMODE(24) または DATA(24) コンパイラ オプションで COBOL モジュールをコンパイルします。