Eclipse の Enterprise Developer の JVM COBOL プロジェクトは、アプリケーションをビルドおよび実行する際、Java ビルド パスまたは CLASSPATH を介した特定のドライバやライブラリへのアクセスに依存します。
注:ここで提供される情報は、Eclipse IDE を使用した開発とデバッグにのみ関連します。ディプロイには関連しません。
実行するには、次の内容を、プロジェクト プロパティの JVM ビルド パス、またはデバッグ構成やランタイム構成の CLASSPATH プロパティで有効にする必要があります。
- JDBC ドライバ
- JNDI ライブラリ
- DB コンパイラ指令で指定される JNDI データ ソースが使用するすべてのライブラリとディレクトリ
- JNDI を使用してデータ ソースを管理する場合はsimple-jndi-version.jar ファイル
また、JNDI を使用してデータ ソースを管理する場合は、次のいずれかを実行する必要があります。
- jndi.properties 構成ファイルを .zip ファイルに圧縮し、[Add External JARs] を使用して .zip ファイルを含むディレクトリを追加します。
- [Add External Class Folder] を使用して jndi.properties ファイルを含むディレクトリを追加します。
SQL(CHECK) コンパイラ指令オプションを使用してプロジェクトをビルドする場合、これらのパス指定も所定の位置で行う必要があります。
JDBC ドライバ
必要な JDBC ドライバ ファイルは、データベースのタイプによって異なります。
- Microsoft SQL Server
- Windows 認証を使用しない場合、ドライバの .jar ファイルをライブラリに追加するだけで構いません。バージョン 4.0 以上のドライバで Kerberos 認証を使用する場合、統合認証を有効にする必要はありませんが、ドライバのドキュメントの説明に従い、追加の構成手順を実行する必要があります。これは、Windows 環境 (ローカル開発) にのみ適用されます。
- ドライバで必要な .jar ファイルのみを追加します。これは、UNIX 環境 (リモート開発) にのみ適用されます。
- DB2
- ドライバで必要な .jar ファイルのみを追加します。これは、おそらくドライバ自体とライセンス .jar ファイルになります。
- Oracle
- ドライバで必要なファイルを追加します。一部の Oracle JDBC ドライバは、.jar ファイルではなく .zip として配布されます。
Eclipse ユーザー ライブラリ
これらの依存性を満たすために必要な作業を軽減するには、ワークスペースの Eclipse ユーザー ライブラリを作成します。Java ビルド パスや CLASSPATH に必要なすべてのパス情報を含めるようにユーザー ライブラリを定義します。これにより、情報を毎回最初からアセンブルせずに、アプリケーションのビルド時や実行時にユーザー ライブラリを指し示すことができます。Eclipse のライブラリのインポートおよびエクスポート機能を使用すると、複数のワークスペースで 1 つのユーザー ライブラリを再利用できます。