コンパイラにファイルから指令を読み込ませる。
>>-.---.-.-DIRECTIVES-.-.-"filename"-.------->< +-/-+ +-DIR--------+ +-"$env-var"-+
filename | 指令ファイルの完全なファイル指定。 cobol.dir、 または UNIX環境では $COBDIR/etc/cobopt 以外の任意の正しいファイル名。 |
$env-var | 指令ファイルの完全なファイル指定を指し示す環境変数。 |
省略値: | なし |
段階: | 構文チェック |
$SET: | 任意 |
指令ファイルは、指令を含むテキストファイルである。ファイル内の各指令は、スペースまたは改行で区切って指定する。指令を2行に渡り分割することはできない。
アンパサンドを行の1カラム目に置き、その後にスペースを入れて注釈をファイルに記述することができる。ただし、スペースを省略すると注釈は指令と認識さ れ、ファイルの構文チェックはエラーになる。
ファイルの終わりまでか、あるいは別のDIRECTIVES指令が見つかるまで、指令はファイルから読み込まれる。1行の最大長は、128文字である。
プログラムには複数の DIRECTIVES"ファイル名"を指定して、複数個の指令ファイルを指定できる。指令ファイル内に DIRECTIVES指令を指定すると、コンパイラは新しい指令ファイルに切り替わり、すべての指令を読み込んでから、元の指令ファイルに戻り、DIRECTIVES指令の後に指定された指令の読み込みを継続する。 指令ファイルを任意の入れ子にできる。
現行ディレクトリとCOBOLシステムディレクトリを探索して指令ファイルを捜す。拡張子が指定されてないと、探索を行う前に拡張子( .dir)が付加される。ファイルが見つからない場合は、拡張子を取り除いて探索を繰り返す。