いずれかの出力パラメーターで多くの記憶域が必要とされる場合は、記憶領域全体をストアド プロシージャに渡すのではなく、SQL 文 CALL 内のサイズの大きい出力パラメーターそれぞれに対してインジケーター変数を宣言します。インジケーター変数は、呼び出し元のプログラムで使用され、ストアド プロシージャに 2 バイト領域のみを渡し、ストアド プロシージャから領域全体を受け取ります。
サイズの大きい出力変数に関連付けられている各インジケーター値に、負数を割り当てます。その後、CALL 文にインジケーター変数をインクルードします。この方法は、ストアド プロシージャのリンケージ規則が SIMPLE または SIMPLE WITH NULLS の場合に使用できます。
例えば、SIMPLE リンケージ規則で定義されているストアド プロシージャ STPROC2 は、整数入力パラメーター 1 つと、長さが 5000 の文字出力パラメーター 1 つを使用するとします。ストアド プロシージャに 5000 バイトの記憶領域を渡すと、無駄に容量を消費してしまいます。その代わりに、これらの文が含まれた COBOL プログラムは、出力変数として 2 バイトのみをストアド プロシージャに渡し、ストアド プロシージャから 5000 バイトすべてを受け取ります。
INNUM PIC S9(9) COMP OUTCHAR PIC X(5000) IND PIC S9(4) COMP . . . MOVE -1 TO IND EXEC SQL CALL STPROC2(:INNUM, :OUTCHAR :IND) END-EXEC