Panvalet について

Panvalet では、ソース メンバーはすべて固定長レコードとして管理されます。デフォルト サイズは、昔のカードをイメージした 80 バイトです。Panvalet を使用すると、最大 4096 文字長の任意の固定長データを管理できます。

Panvalet を使用すると、ライセンスを持つユーザーは、プログラムから PAM API 経由でリポジトリ サービスにアクセスできます。これは、Mainframe Access スレッドが Panvalet リポジトリに存在するソース メンバーを参照する際に複数による同時アクセスを許可する読み取り専用インターフェイスです。サーバー初期化中に、Mainframe Access はこのインターフェイスをメモリにロードしようと試みます。この API インターフェイスが標準の検索順序 (お客様のサイトの STEPLIB、JOBLIB、または SYS1.LINKLIB) で使用可能な場合、Panvalet サービスが提供されます。Panvalet が使用可能かどうかは、スタートアップ初期化メッセージで示されます。

お客様は、必要な Panvalet コンポーネントのリリースとバージョンを選択できる適切な STEPLIB 連結を提供する必要があります。ほとんどのサイトで、PANVALET は MVS サブシステムとしてインストールされます。したがって、API は SYS1.LINKLIB 内ですでに使用可能になります。新しいバージョンをテストする場合を除き、オーバーライドは必要ありません。

     //STEPLIB DD DSN=your.MFA30.LOADLIB,DISP=SHR
     //        DD DSN=your.MFA30.SASC.LINKLIB,DISP=SHR
     //        DD DSN=CAI.PANV144.CAILIB,DISP=SHR
 

次のメッセージは、Mainframe Access のスタートアップ中に SYSLOG に書き込まれる情報の典型です。

       MFM0063I: MFA Direct is active
       MFM0064I: MFA Direct number of processing tasks is 5
       MFMDS051I CA/LIBrarian Ready
       MFMDS052I CA/PanValet Ready
       MFMDS053I CA/ENDEVOR API 39 Ready
       MFMDS055I MCG/RPC feature active
       MFMDS001I DSS Server Ready
       MFM0001I: Mainframe Access V3.01 (bt2) is active
 

Panvalet でソースを追加または更新する場合、Mainframe Access は標準の Panvalet バッチ ユーティリティ PAN#1 を起動する必要があります。このユーティリティへのアクセスは直列化されます。これは、Panvalet がこのサービスへの複数による同時アクセスをサポートしないためです。場合によっては、お客様がバッチ更新ユーティリティ PAN#1 の名前を変更している可能性があります。この場合、そのサイトで使用している新しい名前を Mainframe Access にパラメーター オーバーライドとして定義する必要があります。