新規サービスのためにデバッグ構成を作成する手順、およびクライアント アプリケーションを実行してそのサービスにアクセスする手順を説明します。
制約事項: 本トピックは、Windows 環境 (ローカル開発) にのみ該当します。
デバッグ構成の作成
- COBOL Explorer で、[ProgramREST] プロジェクトをクリックします。
- メイン メニューから、[Run] > [Debug Configurations] の順にクリックします。
- 左側のペインで [COBOL Enterprise Server] を右クリックしてから、コンテキスト メニューで [New] を選択します。
- [一般] タブの "Name" フィールドで、「ProgramREST」と入力します。
- "Connection" フィールドおよび "Server" フィールドに対応する [Browse] をクリックします。
- [ESDEMO] を選択してから [OK] をクリックします。
注: ESDEMO
enterprise server regionが
Enterprise Server で定義されている唯一のリージョンの場合、これらのフィールドは、ユーザーのためにすべて入力されています。
- [Debugging type] の下で、[Web Service] タブをクリックします。
これにより、すべてのデバッグ Web サービスがクライアントからの要求によって呼び出されることが示されます。
- [適用]、[デバッグ] の順にクリックします。
- パースペクティブを開くよう求めるメッセージが表示されたら、それがどのようなメッセージでも [Yes] と答えます。
- [デバッグ] パースペクティブに、ProgramREST [COBOL Enterprise Server] をデバッグするためのエントリが表示されるようになります。
ブレークポイントの設定
制御がクライアント プログラムから Enterprise Server 上で動作中のサービスに移るときを確認できます。プログラムではその実行中の 2 つの時点 (1 つ目は MakeAppt 操作の実行時、2 つ目は CheckAppt 操作の実行時) で制御が移されるため、コード内のそれらの各時点にブレークポイントを設定します。それにより、プログラムをステップ実行できます。
そのサービスを呼び出す次のようなコードが ProgramREST-proxy.cbl ファイルに含まれています。
call "InvokeService02"
これはプログラム内で 2 回現れます。これらの各 call 文の直前にブレークポイントを設定できます。
- COBOL Explorer で、[ProgramRest] > [COBOL Programs] > [client] の順に展開します。
- [ProgramREST-proxy.cbl] をダブルクリックします。これにより、そのソース コードが COBOL エディター内に配置されます。
- 424 行目までスクロール ダウンします:move 256 to wsc-srvc-faultcode-len
- 424 行目の左端の列にマウス ポインターを合わせ、ダブルクリックしてブレークポイントを設定します。
- 522 行目までスクロールします:move 256 to wsc-srvc-faultcode-len
- ブレークポイントを設定します。
COBOL クライアントの実行
- COBOL Explorer で、[ProgramRest] > [COBOL Programs] > [client] の順に展開します。
- [ProgramREST-app.cbl] を右クリックしてから、コンテキスト メニューで [Debug As] > [COBOL Application] の順に選択します。
これにより、クライアント アプリケーションのための [デバッグ] パースペクティブにエントリが配置されます。
- [デバッグ] パースペクティブで、一番下のエントリを右クリックしてから [Resume] を選択します。
- クライアントで runm という名前のコンソールが起動され、入力が求められます。次のようにフィールドに入力し、予約枠を設定します。
Service Address |
空白のまま |
ユーザー名 |
空白のまま |
パスワード |
空白のまま |
操作 |
1 |
lnk_customer_name |
Benton Riley |
lnk_consultant_id |
8706 |
lnk_date.lnk_yyyy |
2525 |
lnk_date.lnk_mm |
1 |
lnk_date.lnk_dd |
1 |
lnk_time_slot |
5 |
その後、クライアント アプリケーションによって実行が再開され、move 256 to wsc-srvc-faultcode-len 文で停止します。
- [デバッグ] パースペクティブに戻ります。
- F6 キーを複数回押し、call "InvokeService02" 文のすぐ下までコードをステップ実行します。
- [デバッグ] パースペクティブで、全 COBOL スレッド エントリの下のエントリを展開します。ディプロイされた schedule アプリケーションが現在 Enterprise Server からアクセスされていることを確認できます。
- F8 キーを押して実行を再開し、終了します。
COBOL クライアントの再実行
ここでは、クライアントを再実行し、他の操作を選択して、予約が完了したことを確認します。
- [デバッグ] パースペクティブで、<terminated> とマーク付けされている [ProgramREST-app.dll] エントリを右クリックしてから、コンテキスト メニューで [Relaunch] を選択します。
- [デバッグ] パースペクティブで、一番下のエントリを右クリックしてから [Resume] を選択します。
- runm のフィールドに次のように入力します。
Service Address |
空白のまま |
ユーザー名 |
空白のまま |
パスワード |
空白のまま |
操作 |
2 |
lnk_customer_name |
Benton Riley |
lnk_consultant_id |
8706 |
lnk_date.lnk_yyyy |
2525 |
lnk_date.lnk_mm |
1 |
lnk_date.lnk_dd |
1 |
その後、クライアント アプリケーションによって実行が再開され、move 256 to wsc-srvc-faultcode-len 文で停止します。
- F6 キーを複数回押し、設定した予約が runm クライアント内のリストに表示されるまでコードをステップ実行します。その予約は、その日のために設定されている 5 番目の予約であるため、行 [00005] に表示されます。
- [デバッグ] パースペクティブで、F8 キーを押して実行を再開し、終了します。