プログラムをデバッグするには、事前にデバッグ構成が必要です。デバッグ セッションのタイプに応じて、さまざまなタイプの COBOL デバッグ構成を使用できますが、リモート プロジェクトはローカル プロジェクトと同じデバッグ構成を使用します。指定する必要があるのは、マシン名やポート番号などの接続プロパティのみです。
ローカルにインストールされた Eclipse とリモート UNIX マシンを使用して、COBOL リモート プロジェクトを作成した場合は、ローカルで作成されたプロジェクトと同様にデバッグ構成を使用します。ただし、cobdebugremote (64 ビット プロセスの場合は cobdebugremote64) を起動したり、cobdebugremote がリスンするポートを識別したりする必要はなく、単にデバッグ構成でリモート プロジェクトを選択します。
リモート マシン上でローカル プロジェクトを実行している間、またはローカル プロジェクトとリモート マシン上で実行されているアプリケーションが相互に作用している間に、ローカル プロジェクトをデバッグすることができます。
リモート マシンには、COBOL 開発システムまたは Enterprise Server のいずれかをインストールした Windows または UNIX 環境を使用できます。2 つのシステムは、TCP/IP を使用してネットワークに接続している必要があります。リモート マシンは、プロジェクト内のデバッグ シンボル (.idy) ファイルへのアクセスを必要とします。通常、このファイルはプロジェクトの出力ディレクトリ (ビルド構成で指定された場所) にあります。これを行うには、ローカル マシンのプロジェクト サブディレクトリをリモート マシンとのネットワーク共有に設定します。または、辞書ファイルをリモート マシン上のディレクトリにコピーするか FTP 転送します。その場合は、アプリケーションの .idy ファイルの検索に使用されるディレクトリ パスを設定する必要があります。
ローカル プロジェクトのリモート デバッグは、リモート マシンの $COBDIR/bin にある cobdebugremote (Windows) または cobdebugremote32 (UNIX) プロセス (64 ビット プロセスの場合は cobdebugremote64) によって処理されます。
port オプションとして設定したものと同じ番号をデバッグ構成の [cobdebugremote port] フィールドに入力する必要があります。
COBOL アプリケーション デバッグ構成を使用してリモート デバッグを有効にするには、X Window 実装をインストールして実行している必要があります。これにより、UNIX マシン上で実行されているリモート アプリケーションの出力をローカル マシン上で確認できるようになります。他のデバッグ構成タイプの場合は、X Window は必要ありません。
Windows：Micro Focus ViewNow X は、Enterprise Developer インストールの一部として提供されています。